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Wharton MBA (Class of 2009) 有志による「刺激」を共有する場
by whartonjapan09


4th Quarter - The Last Spurt (オッサン)

春休みが明けて、最後のクオーターが始まりました。
Strategic Mgmt od Human Assets (MGMT751) のクラスを3Qで終えて、4Qの授業は3コマだけなので、楽になるかと思いきや、猛烈に忙しい日々を過ごしてます。
ちなみに、MGMT751はFinal Paperも29/30の高得点で、見事「A」をゲット。これでHRM出身者としての面目を取り戻し、何とか日本に帰れます…

さて、卒業間近の今、何故そんなに忙しいかと言うと…

①Biz Insurance & Estimate Plannning (INSR823) のExam
このクラスは日本人が私一人で、かなりガチンコ勝負してます。アメリカの社会保障制度とか、いわゆるFinancial Planner/Private Bankerの仕事を網羅したような内容で、非常に興味深いのですが、アメリカ生活(しかも学生)1年半という私には余りにバックグラウンド・予備知識が無さ過ぎて、覚えることが多すぎるのです。
おまけに、3/25のMid-term Examは "Closed Book"。テキストを読み直すだけでも、かなりの時間を費やします。

②Wharton Japan Club主催 "Japan Night"
2007年(私たちが来る前)まで毎年恒例だった "Japan Night" というイベントを、今回2年ぶりに復活させることにしました。これは、私がJapan ClubのPresidentになったときに掲げた公約の一つで、結局この時期まで延び延びになっていたのですが、開催1ヵ月前になり、準備も本格化。
何しろ、一度無くなったものを取り返すのは、リソースの面でもマインドの面でもかなりの労力を要します。でも、趣旨に賛同してくれる力強いメンバーのもと、急ピッチで取り組んでいます。

③Bhangra for WICS
4/1-2に開催を控えたWharton Int'l Cultural Showの準備が佳境に入ってきました。Bhangraの練習も週2回となり、拘束時間がどんどん長くなっています。最近は個々人のダンスというより、全体のフォーメーションを繰り返すことが中心です。難易度が高いだけに、完成が楽しみでもあります。

④Inter-school Volleyball Tournament
4/11に迫った、B-School対抗バレーボール・トーナメントの第二弾。この春のトーナメントは、毎年、我々ウォートンがホスト校を務めます(秋はハーバード)。
今年に入ってから若干サボり気味だったバレー部でしたが、仲間からのプレッシャーもあり、練習を再開。嬉しいことに、今回は日本人同級生のKuraさん(同志社大学バレー部)が加わってくれるとのことで、頼もしい限り。おかげで楽しみが増えました。

⑤Taney Baseball
今年も、長男の野球シーズンが始まりました。火・木・土と週3回も練習があり、この送迎が新たに発生。水曜の公文教室に加え、何と週4回もPhillyCarShareを利用!車代もバカになりません。
とは言え、子供が満面の笑みで野球を楽しんでいる姿を見ると、本当に幸せな気分になります。自分の息子だけでなく、全員が本当にいい笑顔をしてます。コーチ陣も、子供たちのモチベートが非常に上手で、いつも感心します。そんな中、玉拾いやグランド整備を自主的に手伝っていたら、最近はヘッドコーチからトス・バッティングやピッチング練習の相手をしてもらえないかとご指名を受け、ほぼ正式に練習に参加する破目に… 嫌ではないんですが、時間の拘束がまたしても増えてしまいました。
# by whartonjapan09 | 2009-03-23 12:22 | オッサン

Spring Break (オッサン)

今回、春休みはどこにも出かけず、フィラデルフィアでゆっくり過ごすことにしました。
小学1年生の長男は学校があるし(春休みは4月)、夏のスペイン&冬のエジプトへの家族旅行で正直、疲れてしまったというのもありました。
他の日本人2年生も、家族持ちは大半がフィラデルフィア居残りというパターンで、1年生は好例のJapan Trekの引率でほぼ全員が日本へ帰国、といった様相でした。

居残り組の中では、マッスル塾長・タクの指導の下、学校のジムでほぼ連日「春休みBoot Camp」が開催され、最近めっきりトレーニングづいているシン、TOM、Punk!などは嬉々として参加していました。
私も勢い込んで加わったのですが、初日の一種目め(ベンチプレス)にして体調に異常を来たし、早々にリタイア。肉体改造の好機だったのに、すっかり乗り遅れてしまいました…

ただ、おかげで家でゆっくり過ごすことになり、久しぶりに妻や子供たちへの家族サービスに時間を使うことができました。

3/6 Fri. Del Frisco's(ステーキ) @Chestnut & 15th St.
Spring Break (オッサン)_a0106603_2361355.jpg昨年秋にできた注目店に、妻とランチに行ってみた。全国に数店舗ある大型&高級ステーキハウス。
学校帰りに、ひっきりなしに訪れるディナー客を見て、以前から気になっていた。
最近フィラデルフィアの街中では、不景気で閉店する飲食店が目に付くが、ここはかなりの大箱で、NYでも珍しいくらいの豪華な店構え。
Prime Strip 16oz.(サーロイン)が$41。全体に塩胡椒がまぶされ、ちょっとスパイシーな味わい。肉質はなかなかgood。雰囲気が良いのでデートにお薦め。85点。

3/8 Sun. Philadelphia Premium Outlet(アウトレット・モール)
Spring Break (オッサン)_a0106603_857041.jpg御殿場や、NY郊外のウッドベリーコモンズと同じ "Chelsea Premium Outlet" が、昨年フィラデルフィアにも進出。
郊外の大型モールKing of Prussiaから車でさらに15~20分行ったところにあるが、"Premium" の名の通り有名ブランドの店舗が一堂に立ち並び、値段も断然安い。
子供たちはSony StoreでPlaystation 3を楽しみ、妻はCole Haanでバッグを、私はBanana Republicで春向けの服を購入。レストランがRuby Tuesday一店舗のみで、あとはFood Courtしかないのが残念。80点。

3/9 Mon. Philly Beer Week http://www.phillybeerweek.org/
Spring Break (オッサン)_a0106603_0133258.jpgフィラデルフィアには、アメリカ最古の醸造ビールと言われるYuenglingをはじめ、YardやDock Street、ManayunkといったBreweryが点在。
昨年はJapan Trekで不在だったため気が付かなかったが、春休みのこの時期、"America's Best Beer-drinking City" と称して様々なイベントが開催された。
我々も、この時期に特別のビールでもあるのかと思い、参加店のPubの一つに駆け込んでみたが、各店でイベントが設定されている日時以外はいたって普段通りの趣きで期待外れ。
普通にビールをグイグイ飲み、チキンウイングをモリモリ食って帰って来た。70点。

3/13 Fri. Amada(スペイン料理) @Chestnut & 2nd St.
TV出演(Iron Chef)などで人気のJose Garcesのレストラン。彼はフィラデルフィアに計4店保有しており、どれも人気だが、なかでもAmadaは一番格上とされる名店。妻とランチに出かけてみた。
$35の「シェフお任せコース」は、チーズ盛り合わせ(+各種ソース)、生ハムのサラダに加え、タパス4-5種類が楽しめ、アイデアとボリューム満載。フルーツをふんだんに使ったサングリアや、Riojaワインもいただける。95点。

3/14 Sat. Beethoven Lives Upstairs @Kimmel Center
CKME (Classical Kids Music Education) 主催、Philadelphia Orchestraのコンサートに家族揃って出かけた。Kimmel Centerはフィラデルフィアが誇る「音楽の殿堂」で、我が家から徒歩3分の距離にもかかわらず、ホールでの演奏を聞くのは今回が初めて。
主人公クリストフと叔父の書簡のやり取り(フィクション)を描いた、歌劇仕立ての子供向けコンサート。クリストフ家の貸し部屋にベートーベンが引っ越してきて、その奇妙な風貌と日常行動に最初は「クレイジー」と嫌悪感を抱くが、徐々に彼が奏でる音楽の美しさを深く敬愛するようになる、というストーリー。物語に合わせてベートーベンの名作集とも言うべき楽曲がコンパクトに20曲以上演奏され、子供たちを飽きさせない展開。日本では、これほど身近に高品質の芸術に触れる機会は中々ない、と感動。90点。

3/15 Sun. Philadelphia 76ers vs. Miami Heat @Wachovia Center
Spring Break (オッサン)_a0106603_10531822.jpg子供たちがDisney Channelの人気番組 "High School Musical" にハマっていて、その主人公たちがバスケットボール・チームに所属していることから、「本物のバスケボーを見に行きたい」と言い出した。そこで、地元76ersのホームゲーム観戦へ。
76ersは現在、Eastern ConferenceのAtlantic Division2位で、Playoff争いでも全体の6位につけている。
看板選手のBrandは欠場中だが、3月に入って4勝2敗と調子は悪くない。
さすがに3歳の次男は2nd Quarterに入った頃から退屈し始め、「いつ終わるの?」を連発していたが、7歳の長男は試合にクギ付けで、随分と楽しんでくれたようだ。試合も4th Quarterまで抜きつ抜かれつの展開で飽きさせず、最後は85-77で接戦を制した。Go Sixers!! 95点。
# by whartonjapan09 | 2009-03-15 23:10 | オッサン

旅に出よう。(おにゃお)

先々週は、大学時代のクラスメートと、
イタリアのヴェネチアと、フランスのパリに出掛けてきました。
一足早い、卒業旅行です。

フィラデルフィアからパリまでの直行フライトは僅か7時間。
あっという間に辿り着くことを良いことに、
週末の弾丸ツアーになりました。

教養学部で一緒になって以来、気が付いたら12年。
C嬢は、お互いに何でも話せる、気の置けない友人です。
この年になってもアメリカで勉強するとは、
学部生時代には夢にも思っていなかったねと、
大いに笑い合いました。

彼女は、ウィスコンシン大学マディソン校の博士課程にて、国際マクロ経済学を学んでいます。
地道に経済学を修め、これからもエコノミスト道に精進しようとする、彼女の努力には、頭が下がります。

ヴェネチアは、ちょうど謝肉祭(カルネヴァレ)の時期で、
仮面で顔を覆い、黒いマントの下に18・19世紀風のドレスを身に着けた人々で溢れていました。
街中が、オペラの舞台のようで、夢か現か判らないようになります。

パリでは、日本人の若手経済学者と、夕食をご一緒しました。
中でも、数学者Peter Frankl師匠のお弟子さん、YK氏と、
6年ぶりに会えたのは、思いがけぬ収穫でした。
4月末にパリに戻るときに再会するのが、今から楽しみです。

明日からは、春休み。
オーケストラの仲間や、クラスメートと一緒に、
ニカラグアに行ってきます。

では。
# by whartonjapan09 | 2009-03-06 13:25 | おにゃお

INSEAD (オッサン)

以前ブログにも書きましたが、卒業式(5/17予定)をまたいで5-6月の2ヵ月間、INSEADへの交換留学へ行きます。

当初、シンガポール・キャンパス行きの候補リストに載っていたのですが、MBA Program Ofiiceとの交渉の結果、2nd Round Applicationのタイミングで、希望通りフォンテーヌブロー・キャンパス行きにチェンジしてもらえました。

INSEAD (オッサン)_a0106603_124341.jpgやっぱり、INSEADと言えばフランス。
アジア人の私がシンガポールに行っても…というのもありました。
一方で、子供のことを考えると、英語が通じるシンガポールの方が良かったのかもという気もします。
2ヵ月間、全く小学校へ通わせないわけにもいかず、かと言って現地校ではフランス語しか通じないだろうし…
ま、いつもそうなんですが、子供より自分の適応性を心配した方がよいかも知れません。

INSEADの魅力は、アメリカ中心ではない世界観でビジネスを考えられること、そしてIndustry別のストラテジーのクラスや、B2Bにフォーカスしたマーケティングのクラスがあることです。

ヨーロッパは、大学生の頃にバックパッカーで西欧も東欧もほとんどの国は旅行して回ったので、そこまで観光にはモチベートされていないのですが、フランスの田舎や北欧、そしてロシアはこの機会に行ってみたいと思っています。

まず当面は、子供の小学校と家探しに時間を取られそうです。
# by whartonjapan09 | 2009-03-04 12:33 | オッサン

President 退任 (オッサン)

本日は2/28。
現在、Wharton Japan Clubの新執行部(President, EVP, Treasurer)を決める信任投票が実施されています。
ウォートンの生徒会(WGA)の規定で、各クラブとも、3/1から1年生主体の新体制に移行することと決められており、つまり私のPresidentとしての任期は今日をもって終了ということです。

振り返ってみると、長いようでアッと言う間でした。結局、Presidentとして当初掲げていた目標の半分も実現に至らなかったのは、実力不足というか、パワー不足だったと言う他ありません。特にJapan Clubの「オープン化」という点では、リーダーがそもそも典型的な日本人で、自分自身のオープン化がまず課題だったのだろうと思います。

MGMT751で、HP&Compaqの合併とCarly Fiorinaのリーダーシップについてのケースを扱ったのですが、やはり組織が目指す方向(ストラテジー、カルチャー)と、リーダーの資質(パーソナリティー)がマッチしていることが重要なようです。
例えばHPは、Solution Businessへの転換と、プロセス重視のFront-end & Back-end型の組織を目指したのですが、そのためには、企業としてKnowledge SharingやCollaborationに対するValueが確立している必要があります。しかしながら、CEOのFiorina個人はスタンドプレーが大好きで(同僚からは「仲間との信頼感より個人成果重視」と見られていた)、マネジメントも金銭的なインセンティブに過度に依存する傾向があり、とてもCollaborationに重きを置いている人には見えなかったわけです。この不適合が、2003年以降にHPを迷走させることとなります。

ともかく、Japan Clubという組織にとって、私がPresidentとして良かったか悪かったかは、私自身があれこれ主張したり弁明したりする類のものではなく、周りの人が決めることです。
ただ、私にとって、Presidentをやらせてもらって良かったか悪かったかだけは、自分しか判断できないことで、これだけは自信を持って「やって良かった」と言えます。
私は、おそらくPresidentをしていなければ、これほどウォートン・コミュニティー全体や「日本」を意識したりということも無かったと思います。また、こういうフラットな組織で培った信頼関係と仲間、そして価値観の共有と齟齬といった経験は、大きな財産と学びになりました。

影に日向に私を支えてくれた仲間たち、別に私を支えたつもりではないけどJapan Clubのために頑張ってくれた方たちには、この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。

また、新体制に名乗りをあげてくれた4名の1年生は皆、志が高く行動力もあり、人間的にも魅力的な方たちばかり。皆さんのご成功とJapan Clubの発展を心より祈念しております。
# by whartonjapan09 | 2009-03-01 07:29 | オッサン