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Strategic Mgmt of Human Assets (オッサン)
ウォートンでの最後の学期だというのに、今一つテンションが上がってきません。
まだ新しいスケジュールのペースが掴めないというか、周りが結構のんびりムードなのに、自分自身は結構しんどい科目を取っていて、やることも一杯あるからかも知れません。 そんな中、現時点で今期のお気に入りクラスは、この "Strategic Management of Human Assets"。 コースのアウトラインは、HRMの典型的な3モデル"Commitment Model" "Talent Model" "Collaboration Model" の特徴・メリデメを概観した後、Organization - Work Process - Career - Culture といった各ディメンションに踏み込み、"Strategic Change & Management" について考えていく流れとなっています。 毎回、理論系の読み物2-3つとケースで計50-60ページほどのReading Assignmentがあり(前回のP&Gケースでは計110p!!)、いつも予習が大変です。 私が、米国のマネジメント系の学問が優れていると思うことの一つは、無形なもの・曖昧な概念(例えば人事政策や企業カルチャー)を、「仮説→リサーチ→分析」といった一連のプロセスを通じて、一定の理論・モデルへと構築していく力がすごいということです。また、そうして単純化された枠組が完璧ではないことは十分承知していて、でもとにかく形にすることで議論の土台が提供され、そこに様々な人の知恵が積み重なり、理論・モデルが進化していくということです。 リサーチの過程では、何十、何百にも及ぶ企業の実態調査やExecutive・従業員へのインタビューなども幅広く実施され、ビジネスサイドもBest Practiceの共有に対して非常にオープンな環境であることが伺われます。また、定性的なものを定量化していく力とでも言うか、マネジメントも「科学」できるということを感じさせられます。 ただ、ケースで提示される "Organizational/Strategic Challenges" への対処法については、例によって「模範解答」的なものが存在するわけではなく(+早口のクラスメートは何を言ってるか分からない)、クラス・ディスカッションではいつもモヤモヤが残ります。こうした点での消化不良は、マネジメント系の授業では止むを得ないことなのでしょう。 それでも、今まで仕事で経験してきた様々な事象が、あっちの理論にちょっと当てはまってみたり、こっちのモデルで少し説明できてみたりすると、自分の頭の中が整理されていくようで、ちょっと気持ちいい感覚を味わっています。 来週は、第1回目のPaper Assignmentがあります。自分の成長を確かめるいいチャンスなので、しっかりと取り組みたいと思います。
by whartonjapan09
| 2009-01-31 04:03
| オッサン
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