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Wharton MBA (Class of 2009) 有志による「刺激」を共有する場
by whartonjapan09


Exposure (オッサン)

今週は疲れる一週間でした。
まず学業のほうでは、Customer BehaviorでCase Write-up(個人)、Marketing Researchではグループ課題がありました。あいかわらず、Write-upではバカみたいに時間がかかってしまいます。
また、Japan Club関係では、新入生勧誘のためのInformation Sessionを開催し、同日に、日本人だけ(クラブの運営サイド)で全体ミーティングも行いました。

Information Sessionは、残念ながら閑古鳥… 日本人の1年生の方々が10名ほど来て下さった他、メインターゲットだったNon-Japaneseはせいぜい5-6人といったところだったでしょうか。
この時期、様々なクラブやカンファレンスのKick-offミーティングが目白押しの中、開催案内のメール一発だけではさすがに露出不足。ちょうどその日のCustomer Behaviorの授業で、「Advertisementは露出(Exposure)の量が命」という話があり、まさにその通りという感じでした。春のJapan Trekの人気がすごかったので、正直、「そこそこ人は集まるだろう」と油断してました。
月末のWelcome Party(いわゆる「新歓コンパ」ってやつですね)ではコケるわけにいかないので、やるべきことはきっちりやっていこうと気を引き締めたところです。

Exposure (オッサン)_a0106603_971245.jpg現在、Japan Club運営で一番悩んでいることは、クラブの各機能に「どこまで口を挟むか」ということです。Presidentと言っても、要は名前だけで別に権限があるわけでなし、どこのクラブでもPresidentやVPが自ら手を動かしてバリバリ働いてます。私も、こういったフラットな組織では、基本的に "Leading by doing" でやるしかないと腹を括っているのですが、日本人的には、一人で突っ走るより一体感を重視したい思いもあります。また、クラブを楽しく運営していく観点からは、仕事を任されているメンバーに「好きなようにやってもらう」ということも重要です。そもそも、頭ごなしに「アレやれ」「コレやった?」などと指示されて、気分のいい人はいません(だいたい、そんな人はMBAに来てないし)。

ビジネススクールでは、リーダーシップやチームワークの教育にも力を入れていますが、机上で習う薄っぺらいFrameworkが全く役に立たないことを、足元のビジネススクール内で即座に実感させられる日々です。
確かに、利益誘導やメリット提供は、人をやる気にさせる大前提となりますが、所詮お互い学生の身分で目に見える何かがあるわけでなし。一方、浪花節や精神論だけで動くような単細胞は、これまたMBAには来てなさそうです。

そんな苦悩の真っ只中ですが、クラブに2つのCommitteeを立ち上げることにしました。私たち2年生が在学中に道筋をつけるべき課題に、迅速に対応していくためです。さて、どれだけの人たちがこの取組に価値を見出し、実際に一歩を踏み出してくれるのでしょうか…
by whartonjapan09 | 2008-09-20 14:59 | オッサン
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