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Wharton MBA (Class of 2009) 有志による「刺激」を共有する場
by whartonjapan09


GIP South America 1 -Santiago, Chile- (オッサン)

5月15日より、Management 656 (0.5 credit) -Global Immersion Program- の一環として、南米3ヵ国のリサーチに訪れています。
このGIPは、他にもChina, South East Asia, India, Africaなどいろいろなコースが存在しますが、南米諸国は日本から最も遠い地域でもあり、この機会に見聞を広げたいと思い、1500ものBid Pointsをつぎ込み、オークションでGetしました。
当プログラムは、クラスルームでの事前レクチャー3回と、4週間に及ぶ現地企業・アカデミアの視察、そして10ページのFinal Paperで構成されています。Gradeはつかず、Pass/Failのみで0.5単位を獲得できます。Multinational Business Majorの選択科目としてカウントが可能です。

今回は、最初の訪問地・チリはサンチアゴからのレポートをお届けします。

チリは、南米諸国の中でも「優等生」として知られる経済先進国です。80年代の通貨危機の際にも、南米大陸の中でチリとコロンビアの2国だけがデフォルトしなかったそうです。
新世界ワインの旗手としても有名ですが、銅の産出国としては世界一で、またサケの養殖などの水産業もぐんぐん成長させています。

GIP South America 1 -Santiago, Chile- (オッサン)_a0106603_12194443.jpgこちらは、チリの銅産業を支える国営企業・Codelco。今回のCompany Visitの一発目ということもあり、参加者から続々と熱心な質問が飛び交います。中国を中心とした銅需要のブーム(半導体や通信に大量に使用するらしい)もあり、銅の価格は上昇中。当然、これに伴う収益の向上、ひいてはチリの歳入も潤っているわけです。

GIP South America 1 -Santiago, Chile- (オッサン)_a0106603_1224564.jpgチリといえばワイナリー!5月は秋の収穫期でもあり、ブドウ畑も赤や黄色の豊穣を湛えています。プログラムのCompany Visitでは、南米No.1のワインメーカーであるConcha y Toroを訪れました。International MarketingやBrandingについて学ぶとともに、ワイン・テイスティングも現地視察の重要な一部です!
週末には、日本人クラスメート6名で、サンチアゴを離れてカサブランカのワイナリー見学に出かけ、Concha y Toroとは違うローカルなワイナリーの様子を楽しみました。

さて、蛇足ですが、「地球の歩き方」などのガイドブックでは、チリはシーフードが安くて美味しい!と絶賛されています。しかし、結論としては、残念ながら、我々ジャパニーズにとって満足いくレベルでは無かったです。ウニやアワビなどの高級食材も大量に出てくるのですが、ウニは味が薄いし、アワビはイカの燻製のようです。
魚介類は、淡白かつ繊細な味が命であり、この辺りの扱いで日本人はやはり卓越していると言えましょう。
by whartonjapan09 | 2008-05-26 12:24 | オッサン
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