Wharton MBA (Class of 2009) 有志による「刺激」を共有する場
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Strategic Mgmt of Human Assets (オッサン)

ウォートンでの最後の学期だというのに、今一つテンションが上がってきません。
まだ新しいスケジュールのペースが掴めないというか、周りが結構のんびりムードなのに、自分自身は結構しんどい科目を取っていて、やることも一杯あるからかも知れません。

そんな中、現時点で今期のお気に入りクラスは、この "Strategic Management of Human Assets"。
コースのアウトラインは、HRMの典型的な3モデル"Commitment Model" "Talent Model" "Collaboration Model" の特徴・メリデメを概観した後、Organization - Work Process - Career - Culture といった各ディメンションに踏み込み、"Strategic Change & Management" について考えていく流れとなっています。
毎回、理論系の読み物2-3つとケースで計50-60ページほどのReading Assignmentがあり(前回のP&Gケースでは計110p!!)、いつも予習が大変です。

a0106603_14235719.jpg私が、米国のマネジメント系の学問が優れていると思うことの一つは、無形なもの・曖昧な概念(例えば人事政策や企業カルチャー)を、「仮説→リサーチ→分析」といった一連のプロセスを通じて、一定の理論・モデルへと構築していく力がすごいということです。また、そうして単純化された枠組が完璧ではないことは十分承知していて、でもとにかく形にすることで議論の土台が提供され、そこに様々な人の知恵が積み重なり、理論・モデルが進化していくということです。
リサーチの過程では、何十、何百にも及ぶ企業の実態調査やExecutive・従業員へのインタビューなども幅広く実施され、ビジネスサイドもBest Practiceの共有に対して非常にオープンな環境であることが伺われます。また、定性的なものを定量化していく力とでも言うか、マネジメントも「科学」できるということを感じさせられます。

ただ、ケースで提示される "Organizational/Strategic Challenges" への対処法については、例によって「模範解答」的なものが存在するわけではなく(+早口のクラスメートは何を言ってるか分からない)、クラス・ディスカッションではいつもモヤモヤが残ります。こうした点での消化不良は、マネジメント系の授業では止むを得ないことなのでしょう。

それでも、今まで仕事で経験してきた様々な事象が、あっちの理論にちょっと当てはまってみたり、こっちのモデルで少し説明できてみたりすると、自分の頭の中が整理されていくようで、ちょっと気持ちいい感覚を味わっています。

来週は、第1回目のPaper Assignmentがあります。自分の成長を確かめるいいチャンスなので、しっかりと取り組みたいと思います。
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by whartonjapan09 | 2009-01-31 04:03 | オッサン

Japan Pub後記 ~Japan Clubのこと (オッサン)

今回、Japan Pubの準備・運営を通じて、いろいろ感じたことがありました。

a0106603_1038138.jpgまず良かったこととして、クラブのSocial EVPであるBillと随分親しくなれたこと。
以前にも紹介しましたが、彼はかつてNTT Docomoで働いており、現在はLauder Institute(国際関係学)で日本語を専攻しています。日本語がペラペラというだけでなく、日本の文化への理解度・適応度が非常に高く、謙虚で気配りもできる素晴らしいアメリカ人です。
BillはBenとコホートメイトかつアパートが一緒ということで、二人は大変仲が良く、これまで私も「Billみたいなアメリカ人と仲良くなれたらいいなぁ」とずっと羨ましく思っていたのですが、ここ数ヵ月、Japan Clubの活動を通じて彼とも随分親しくなりました。今学期は、Billと彼のGirlfriendと一緒にMarketing Strategyのチームを組んでおり、楽しくやらせてもらっています。

それから、このJapan Pubの実行委員として、SocialチームのBill、Ben、熊吾郎に加え、Masa、Tom、松ちゃんが協力してくれたこと。みんな忙しい中、秋以降のミーティングにも欠かさず集まってくれ、本当に励まされました。

実は、昨年春のJapan Trekの大成功以来、日本人2年生のJapan Clubへの求心力が急速に薄れつつあることが私の一番の懸念で、いつも気持ちのどこかに引っかかっています。これは、私のリーダーシップの問題かも知れません。
もちろん、フィラデルフィアまで来て「仲良し日本人クラブ」みたいに群れる必要など全くないし、2年生になって各人の興味がDiversifyし、それぞれの活動で忙しくしているというのも確かです。
a0106603_8323426.jpgただ、Japan Trekも、Japan Clubの活動も、根っこにあるものは同じのはずで、「日本の素晴らしさをもっと分かってもらおう、日本をもっと好きになってもらおう」ということだと思います。それは、ウォートンというInternationalなコミュニティーの中での、我々のIdentityであり、Valueであり、存在証明でもあると思うのです。
しかし、トレックとクラブの活動が、やはり皆の意識の中でも依然、分断されている気がします。これは先日、今の1年生と話していても感じたことで、おそらく我々の代に特有の問題ではないのでしょう。Japan Trekが大変すぎて、2年目は燃え尽きて(懲りて)しまうという傾向も少しあるように思います。

ということで、今回のJapan Pubでは、できるだけ多くのウォートン生に来てもらうということに加え、なるべく大勢の日本人2年生を巻き込みたいというのが目標でもありました。
その結果については、自己評価はB+~A-といったところでしょうか。
実行委員の面々への感謝はもちろん、日本人2年生の大半がPubに顔を出してくれたことは、やっぱり有難かったです。浴衣を着て登場してくれたRuby、実行委員ではないけど遅くまで残って片づけを手伝ってくれたShin、Kenjiなど、いつも助けてくれるメンバーには本当に感謝しています。

いずれにせよ、春に企画している "Japan Night" のイベントに向けては、あらゆる意味でよい「予行演習」になりました。

私のPresidentとしての任期も残すところ2ヵ月を切りました。振り返ってみて、形に残る進歩・成果があまりないことに落胆しつつ、でも、仲間を信じて最後まで頑張ることを改めて誓ったのでした。
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by whartonjapan09 | 2009-01-28 11:11 | オッサン

Japan Pub 2009 (オッサン)

去る1/22 Thu.、Wharton Japan Club主催で "Japan Pub" というイベントを実施しました。

ウォートンでは、敷地内の一角(Vance Hall)で、毎週木曜5PM~MBA生が集うPubが開催されます。この "MBA Pub" は、生徒会(WGA: Wharton Graduate Association)の他、週替りで各クラブがスポンサーとなり、クラブ自体や主催イベントorカンファレンス等のプロモーションを行う場ともなっています。
ちなみにウォートンには、Professional系、Athletic系、Intel/Cultural系など、合計100以上ものクラブが存在し、プレゼンスを発揮していくのは至難の業。そういう意味では、MBA生が定期的に集うPubのSponsorshipは、お手軽で効率的なプロモーションの機会と言え、各クラブで毎年熾烈な獲得競争が繰り広げられます。
そんな中、我らが "Japan Pub" はここ数年恒例となっているイベントで、春休みに予定されている "Japan Trek" の宣伝も兼ねて、トレックの説明会を実施するこの時期に合わせてSponsorshipを獲得。昨年11月より、クラブのSocial Teamを中心として、準備を進めてきました。

しかし年明け早々、何と1年生の大半が受講しているコアの授業で、Pub当日の6-8PMにMidterm Examが開催されるとの発表があり、こちらは大慌て。前週のPubを視察したところ、来場者の7-8割が1年生といった様子でしたから、頑張って2年生の客引きをしないと、閑散とした寂しいPubになってしまうという危機感が募ります。当然、運営面や広宣活動での工夫・方向修正が必要となりました。
加えて、アテにしていた日本酒の入手が、Liquor Licenseの取得(フィラデルフィアは特に厳しくて有名)で予想以上に日数がかかり、実は間に合わないことがPubの2日前に判明。不運は続くものです。

ですが、フタを開けてみれば、2年生だけでPub会場がほぼ満杯になるほどの大盛況ぶり。8PM前、試験を早く終えた1年生がPubに駆けつけてくれた頃には、入場制限で入口前に長い列ができるほどでした。
6:15PM(2年生用)と8:15PM(1年生用のつもり)の2度に分けて実施した寿司&焼鳥のサーブも、ものの1-2分で消えてしまいました。
有難いことに、またも昨年のトレック参加者が大勢顔を出してくれました。それに、久々にコホートメイトやバレーボールクラブの仲間とも酒を酌み交わし、冬休みの出来事と卒業後の予定についてお互いにUpdateすることができました。

a0106603_673288.jpg1年生の試験とは日程が被ってしまったものの、2年生にとっては、長い冬休みが明けた後で、かつ卒業まであと数ヵ月と迫った時期で、こういうSocialの場としてはベストなタイミングだったのかも知れません。
また、Pubの場で、今年のJapan Trekに関する質問・コメントも多数受けたので、トレックとの相乗効果は少なからずあったと思います。

(注) これは私ではありませんが、ナイスな"絵"が撮れたので掲載させていただきます。

こうして、何とか形がついたことに、ホッと胸を撫で下ろした次第です。
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by whartonjapan09 | 2009-01-25 06:10 | オッサン

The Last Semester (オッサン)

今週火曜(1/20)にSpring SemesterのClass Auctionが終了ました。
私のウォートンでの最終学期は、以下のようなスケジュールで臨むこととなりました。

Mon. & Wed.
10:30- Macroeconomics & Global Economy (FNCE602)【聴講】

昨年とったコアのクラスですが、毎回、授業の最初30分は名物教授Siegelによる "Market Commentary" があります。この30分は、公式に聴講(立ち見)が許可されており、ビデオ録画されるので事後にWebでも見れるのですが、意識的に時間を取らないとサボってしまうので、毎回、ちゃんと足を運んで聴講しに行くことにしました。
昨年は、せっかく貴重なMarket Commentaryを聞いていても、意識が遠くなることが多かった(アメリカ経済に不慣れ、かつ連日の勉強疲れのため)のですが、今年はさすがに分かることが多くなって、昨年よりずっと面白く感じています。

12:00- Business Insurance & Estate Planning (INSR823)
卒業までに一つは取りたいと思っていたInsuranceの授業。ただ、保険を扱うのは全体の1/3-1/4くらいで、不動産・株・債券その他の金融商品を税金対策と絡め、"Private Wealth Management" をトータルに学ぶクラスです。Undergradを含め、150名のウォートン生が受講しています。
私は一応、国際資格のCFP(Certified Financial Planner: 米国のCFP Board認定)を保有しており、Financial Planningについては一通り日本で学んできたのですが、授業はやはりアメリカの制度を中心とした内容なので、なかなか頭にスッと入ってこず、さっそく苦労しています。
チームプロジェクトや宿題が無いため、日々のワークロードは高くないのですが、成績は2回のテストのみで決まるため、毎回の予復習を怠るとあっという間にLostしてしまい、テストで痛い目に遭うことになります。気が抜けません。

Tue. & Thu.
9:00- Marketing Strategy (MKTG777)

Marketing Major成立のために必要なクラス。以前、このブログにも書いた通り、Visiting Professorが担当、かつ朝一の授業ということで、受講生が激減しました。
Emoryから来たProf. Jap自体は悪くないし、Course Designにも工夫があって面白そうなのですが、さすがにMarketingの授業で20名弱となると、ちょっと寂しい感じです。
おまけに、人数が少ないから発言しやすいかと思ったら、逆に少数のデキる奴が議論をDominateしてしまい、全く入っていけません…。しかも、こうなると相対的に評価が劣後するリスクが高いので、時間をかけて十分に予習して臨み、しっかりと付いて行かなければなりません。

12:00- Strategic Management of Human Assets (MGMT751)
1年生のコアでも人事管理系の授業(Management of People at Work)があったのですが、今一つTakeawayが少なく(というか、ディスカッションに全く付いて行けなかった)、成績も悪かったので、HRMバックグラウンドの者としてこのままでは帰れません。臥薪嘗胆を期すべく、このクラスを取ってみました。
中途半端に日本企業の人事制度・プラクティスを知っているが故に、米国流のセオリーやモデルを教えられると、日本との比較が気になったり、「本当にそうなのかな?」とか「企業カルチャーって一体?」「ストラテジーとの適合は関係あるの?」と考え込み過ぎてしまい、思考がまとまらなくなる傾向があるので、今回は何とか持って帰れる形にしたいと思います。
Course Designは、エレクティブだけあってよりFocus & Organizeされており、何かしら具体的なInsight(自分なりの結論)を得られるのではないかと期待しています。ただ、例によって読み物が圧倒的に多いので、これまた予習に十分時間を割く必要があります。

a0106603_8353826.jpgちなみに、第2回目のクラスでは、ちょうどオバマ大統領の就任式典がバッティング。
教授の配慮で、授業の最初30分は教室のプロジェクターでInauguration Speechを視聴しました。
その後、15分ほど皆でディスカッション。思い出に残る瞬間でした。
その影響もあり、この授業を取る決意が固まりました。

1:30- Global Corporate Law & Management (MGMT/LGST808)
1年生のコアでも法律系の授業(Governmental and Legal Environment of Business)があったのですが、これまた成績が悪かったので、法学部卒のLL.Bとしてこのままでは帰れません。Auctionのデータベースで、授業内容・教授の評価とも高かったので、思い切って取ってみました。
レクチャー形式かと思いきや、授業は全てケースディスカッション。教科書もケースブック(概念の説明・まとめ等は一切ナシ)で、毎回、訴訟のケースを2-3つ読んでいかなければなりません。
そもそも日本とアメリカの司法・裁判制度はかなり違うし、Terminologyも難解。日本語訳を見つけたら、「あ、こういうの習ったな…」と思い出すものもあれば、全く知らない(日本には無い)概念もあり、これまた相当大変です。
また、このクラスにはLaw Schoolの生徒も半分居て、やはり彼らがディスカッションをリードするので、付いて行くのに苦労しています。

4:30- Economic & Financial Crisis (MGEC899) - Tue.のみ【聴講】
昨年来のFinancial Crisisを受けて、急遽設置された特別講義。毎回、ウォートンのみならずUPenn内の専門家たちが代わる代わるレクチャーを担当します。
Auctionで高値が続き、なかなか競り落とせなかったことと、先のHuman Assetの授業をどうしても取りたくなったので、こちらは「聴講」とすることにしました。

という訳で、春は合計3.5単位と、最後のセメスターを比較的楽に過ごせるかと思いきや、どれもこれも歯ごたえのある授業ばかりで、全く気が抜けません。
と言うか、INSRとLGSTのクラスは、アメリカの社会・制度を学ぶという点で非常に有意義なのですが、当然のことながらそんな悠長な内容ではないので、マジで落ちこぼれそうな気配がビンビン…。臥薪嘗胆どころか、返り討ちに遭いそうです。
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by whartonjapan09 | 2009-01-21 07:08 | オッサン

Eagle Fell Down (オッサン)

夢が終わりました。
Wild Cardでプレーオフ進出を決めて以降、快進撃を続けてきたPhiladelphia Eaglesが、NFC Championshipを目の前にして、ついに敗れてしまいました。

験(げん)を担いで、先週に引き続きタク、Ben、シンとともに我が家でTV観戦。
相手のホームPhonix(Arizona)ということで、スタンドは真っ赤に染まっていました。地元ファンの声援をバックに、出だしはCardinalsが圧倒。QB Warner(13)からWR Fizgerald(11)へのホットラインがバンバン通っていきます。
TVの前では、ビールがバンバン空いていきます。そして、ビール片手に、真っ赤に染まったバッファロー・チキン(Whole Foodsにて購入)をガンガン食っていきます。ちなみにこれは、Eagle(ワシ)がCardinal(=Redbird; ショウジョウコウカンチョウ)を喰ってやるぞ、という願掛けです。

前半終わって6-24、どう見てもCardinalsのペース。TDが3つ取れないと逆転できない状況でした。うーん、これは負け試合かなかぁ… ハーフタイムに入り、そう思い始めたところでした。
しかし、ここから巻き返しが始まります。後半、怒涛の3連続TDをあげ、25-24。奇跡が起きる予感。
しかし、終盤、ディフェンス陣がいい仕事をしながらも、ここぞというところで相手の攻撃を止めることができず、押し切られるように逆転のTDを許してしまいます。万事休す。

a0106603_15255992.jpg前半の大差をひっくり返し、押せ押せだっただけに、どうも負けた気がしません。勝てた試合だったと思います。
やはり、キッカーのAkersが、42ヤードのField Goalと3つめのTDの後のExtra Pointをミスったのが、流れを掴み切れなかった原因か…。今日は、完全にキックをひっかけていました。
TDに比べポイントは小さくても、抑えるところはキッチリ抑えないと、相手にスキを与えてしまいます。
しかしAkersは、ここまでのPlayoffでEaglesの快進撃を支えてきた立役者の一人。
オフェンス陣がTDを取れず沈滞ムードの中、確実に40-50ヤード級のFGを決め、ポイントを積み重ねてきたのです。彼を責めることはできません。

Eagles、ここまで夢をありがとう。
Superbowlでは、同じペンシルバニア州の隣町チーム、Pittsburgh Steelersを応援することにします(何と、タクがSteelersでプレーしたことがあるのです!)。
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by whartonjapan09 | 2009-01-19 15:33 | オッサン

Obama Express (オッサン)

本日(1/17)、オバマ次期大統領が、1/20のワシントンDCでの就任式に向けて、ここフィラデルフィアの30th Stationから特別列車に乗って出発しました。
30th Stationと言えば、ペンシルバニア大学からほど近いターミナルで、我々ウォートン生にもNYやDCへ行くときにAmtrakに乗る駅として馴染みの場所です。稀代のカリスマ バラク・オバマが、これからの4年間(8年間?)の旅の出発地点としてこの地を選んだのは、フィラデルフィア住民としては感慨深いものがあります。

a0106603_12574623.jpgWe are here to mark the beginning of our journey to Washington.
This is fitting because it was here, in this city, that our American journey began.
It was here that a group of farmers and lawyers, merchants and soldiers, gathered to declare their independence and lay claim to a destiny that they were being denied.(30th Stationでのスピーチより)

a0106603_13462452.jpgTVでは、陸・海・空に張り巡らされた警備網について、コンピュータ・グラフィックスを駆使して専門家が解説していました。
アメリカ大統領たるもの、テロリストからいつ何どき命を狙われても不思議ではありません。一昔前ならコミュニスト、今ならイスラム原理主義者の格好の的と言ったところ。
自身の選挙キャンペーンでポスターを模倣したJ.F.ケネディ、オバマが敬愛するA.リンカーン、いずれも凶弾に倒れています。
しかし、オバマの特殊性はそれだけではありません。今でもアメリカ国内には、肌の黒い大統領の誕生を快く思っていない人たちが相当居るとか。実際にアメリカ(特にフィラデルフィアはAfrican Americanの割合が高い)で生活してみると、人種問題が歴然と存在していることをビンビン感じます。彼はこれからの4(or8)年間、常に内外からのテロの危険に命をさらし続けることになるのでしょう。

とにかくアメリカは今、就任式を前にちょっとしたお祭りムード。
先日、日本からの帰国便でワシントンDCの空港に立ち寄ったとき、そこかしこに"Inauguration Store" "Inauguration Goods Available" と銘打ったお店が散見。所狭しとオバマ・Tシャツやオバマ・マグカップ、メモリアル・プレートや皿時計などがずらりと並んでいました。
これって、例えばブッシュ大統領が就任したときも、こんな感じだったのでしょうか?それともオバマだから?比較ができないので何とも言えませんが、とにかく庶民の間でのオバマ人気は相当なものであることは確かです。(そういえば日本でも一時、小泉グッズが流行っていましたね…)
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by whartonjapan09 | 2009-01-18 12:53 | オッサン

Miracle on the Hudson (オッサン)

いよいよSpring Semesterがスタートしました。
水・木と一通り最初の授業に出てみて、大体感じが掴めました。授業のSubjectが自分の興味と一致しているかということに加え、やはり、教授の個性やハンドリングの巧拙、クラスの面子と雰囲気も重要。これは、実際に授業に出てみるのが一番です。
来週火曜(1/20)にオークションの最終ラウンドが残っており、まだ若干の不確定要素があるので、もう少し悩んでスケジュールを確定したいと思っています。

ちなみに昨日、INSEADへの交換留学について、会社からOKが出ました。
もともと、「帰国が1ヵ月半ほど遅れることになるため、戻り先の所属が決まってから、そこの上司と相談しないとOKが出せないと思う」と言われていたのですが、人事部長(執行役員)が「折角選ばれたのだから、行かせたたほうが良い」と言って下さったそうです。意外にあっさり決着してびっくり。私も、こういう懐の深いマネジメントになりたいものです。
今のところ、シンガポール・キャンパスの方にList upされているので、フォンテーヌブローの方へUpgradeしてもらえるよう、MBA Program Officeに掛け合う必要があります。StrategyやMarketingなど、自分が取りたい科目の充実度がかなり違うので、こうなったら、是が非でもフランスに行きたいと思います。

さて、ここ数日、東海岸では最高気温が氷点下を超えず、非常に寒い日が続いています。先ほど午前8時で-11℃でした(嘘みたい)。今まで日本では、スキー場でもここまでの寒さは経験したことがありません。

a0106603_2431776.jpgそのような極寒の中、昨日、US Airwaysの小型ジェット機が、マンハッタンの近くでハドソン川に不時着しました。
午後3:26にNYラガーディア空港を離陸した2分後、エンジン・トラブルが発生し、機体は降下を始めます。そこで機長は、グライダー飛行でハドソン川上空へ移動、水面へ着陸することを決断し、3分後、155名の命をケガ一つさせることなく救ったのです。このときも、外気は-11℃だったそうです。
「ハドソン川の奇跡」― NY州知事は、今回の顛末をこう評しました。マスコミ各社は、58歳のベテラン・パイロットChesley B. Sullenberger氏を「英雄」として絶賛しています。
エンジン・トラブルの原因としては、ずさんな整備や検査などの人為的な問題が指摘される可能性がありますが、155人の命を救ったのも、また1人の人間です。
Sullenberger氏がどんな方なのか個人的には存じ上げませんが、3分間という短い時間の中で、彼にベストの決断と結果をもたらしたもの(冷静な判断、正確な技術といった個人的資質、そして長年の経験)には、心からの称賛をおくりたいと思います。


<追記1/17>
その後の報道では、「Sullenberger氏を良く知る人にとっては、今回の偉業も決してミラクルではない」と紹介されています。
実は、彼はUS Air Force Academyを卒業後、Fighter Pilotとして7年間従軍し、Captainにまで昇進したツワモノでした。また、リスクマネジメント(特に航空業界の安全指導と事故調査)のプロとして、自らコンサルティング会社を経営し、直近ではUC Berkeley's Center for Catastrophic Risk ManagementのVisiting Scholarとなっています。
大惨事を未然に防いだのは、偶然にも、「この人しか居ない」という適任者だったわけです。
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by whartonjapan09 | 2009-01-17 02:17 | オッサン

日本・グルメ紀行 (オッサン)

1/7 Wed. お好み焼き「ジャンボ」:京都(北区等持院)

大学時代、場所が離れているにも関わらず(どちらかと言うと立命館大学エリア)、何度か通ったお好み焼きの名店。お好み焼きは、関西人のソウル・フード。中でもここは、私のお好み焼きランキングNo.1(つまり世界一)を誇る店である。土日は夕方5時以降、平日でも夕方6時以降は行列覚悟。

a0106603_910753.jpgおススメは、こちらの「ミックス
ジャンボお好み焼き」。
700円ながら直径30cmもあり、卵4個に小さめのキャベツ1個、
ブタ・イカ・牛ミンチが全部入り、
バラエティ豊かな具と風味が楽し
める。
山芋とダシがたっぷり入ったフカ
フカの生地がたまらない。
ジャンボサイズでも、口当たりが
軽いため、ドンドン入る。

a0106603_9102079.jpgこちらは「ジャンボ焼きそば」
(650円)。
メン3玉、小さめのキャベツ1玉に山盛りの豚肉と、マジでびびる量である。
ただ、これも、鉄板で十分に炒められたキャベツがしんなりと甘く、特製ソースと絶妙なマッチングで、お好み焼きと交互に食べると、
驚くほど入ってしまう。

上記「ミックスジャンボお好み焼き」と「ジャンボ焼きそば」のセットを
「“ジャンボ・ジャンボ” ちょうだい!」と注文できれば、あなたは通。

あー美味しかった。合掌。

1/8 Thu. しあわせ料理 味の旅人「浪漫」:奈良(あやめ池)

奈良市街にある、小さな創作料理店。ここでしか出会えない、珍しい食材や、新しい料理(食材の組み合わせ)が堪能できる、驚きと感動に溢れる店。店主は、料理が好きで好きでたまらない、その名の通り「味の旅人」である。

a0106603_14125032.jpg料理はコースになっていて、昼は5250円、夜は10500円。献立は月替わり。
客席は、見ての通りカウンター越しに13席ほどしかなく、予約は至難の業。
カウンター越しに、珍しい料理が出来上がっていく過程を観察できるのと、一つ一つの食材を丁寧に説明をしてくれるのが楽しい。

この日は正月明けの開店初日ということで、ふぐのタタキ風や、卵のトリュフ挟み、いかとカラスミの和え物などが、お節料理風の艶やかな盛り付けで供された。

あー美味しかった。合掌。

1/9 Fri. 焼肉「くにもと」:東京(浜松町)

こちらは淡路牛(黒毛和牛)専門の焼肉屋で、肉の旨さは保証つき。
但し、マスターがちょっと変わっていて、店には以下のような注意書きが。
「焼肉 くにもと」は「うまい焼肉を食べていただく」為のお店です。
「時間を忘れて心ゆくまでとっぷりと酒を飲む、語り明かす」という方には向いていないかもしれません。 お酒を飲んで騒いだり、二次会としてのご利用はご遠慮していただいております。


a0106603_14562411.jpgメニューは基本的に、3種類の「おまかせ」のセットから選ぶこととなる(追加注文は随時)。
上出来3600円、上等5000円、別格10000円なり。
この日は奮発して、「別格」を注文。
肉(正確にはサシ -脂肪-)がとてつもなく味わい深く、甘みすら感じる。
一切れ一切れが、まさに別格である。

a0106603_14564459.jpgこちらは、名物「くにもとのユッケ」。
一見すると、「どこがユッケ?」と思ってしまうが、一枚口に入れた瞬間、これが極上のユッケであることが分かる。
口の中で、肉がユルユルとほどけ、あのユッケに変わってしまうのだ。感動である。
一度お試しあれ。

あー美味しかった。合掌。

1/10 Sat. うなぎ「神田 きくかわ」:東京(日比谷)

取りを飾るのは、その名の通り神田の老舗鰻屋・きくかわ。私の御用達は、帝劇の地下にある日比谷店。
この日、当の帝国劇場では、タッキーこと滝沢秀明主演の「新春 滝沢革命」が上演真っ只中。何が「革命」なんだかさっぱり分からないが、「小泉改革」とは比べ物にならないほど、若いギャルたちが大興奮。地下への降り口がタッキー・ファンで封鎖されんばかり。

a0106603_14574491.jpg私の定番は、鰻重(ロ)。
鰻が二匹付けでゴハンを完全に覆い隠し、なおかつ入りきらない身がいつも「おじぎ」している。
箸を入れると、フカフカしていて、まさに「鰻のカーペット」である。
渡米前は3100円だったのに、3460円に値上がりしていた。

ちなみに(イ)は2830円、(ハ)は4400円だが、中流好きの典型的日本人としては、いつも真ん中の(ロ)を選んでしまう。
Marketingの授業で習ったセオリーでは、お店側としては、ここで一番「利幅」を稼げるように設定するらしい(つまり、客は損)。でも、やっぱりこの日も(ロ)だ。

このお店は、「養殖うなぎ」の使用を公言しているが、養殖特有の、ふっくらと柔らかく厚みのある身を最高に活かしている。

あー美味しかった。合掌。
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by whartonjapan09 | 2009-01-13 14:09 | オッサン

帰るべき場所 (オッサン)

せっかく久しぶりの帰国なので、実家(奈良)で3日間過ごした後、東京へ移動して会社にも顔を出すことにしました。
幸い、United Airlinesのマイレージで、関空In-成田Outのフィラデルフィア往復便が手配できたのです。

a0106603_13375049.jpg東京駅前・丸の内北口に立つ本社ビルに出向くのは、昨年3月のJapan Trekのとき以来、ほぼ1年ぶりです。
今回は、卒業まで5ヵ月を切り、会社の情勢もいろいろ気になるし、お世話になった人たちに一通りご挨拶と近況報告をして回ることにしました。
超忙しい人たちばかりなので、のん気に挨拶回りというのも気がひけたのですが、前日にメールで連絡をしてみたら、みんな当日のスケジュールを事細かに返信してくれて、「この時間とこの時間は空いてるから、是非立ち寄って、話を聞かせてくれ!」とラブコールをいただきました。有難いことです。
朝早く京都から新幹線に乗り、午前中に丸の内へ到着。スーツケースを引きずり、何となく気まずいというか、気恥ずかしい思いで12Fの人事部へ。
ここは私にとって、留学直前まで6年も働いたホームグラウンド。懐かしいメンバーが、歓声を上げて迎えてくれました。

早速ランチへ。人事部の同期がさりげなく、新丸ビルの日本料理店をセッティングしてくれていました。そして、上司がさりげなく奢ってくれます。
いくつになっても、同期は気の許せる仲間であり、先輩は颯爽と後輩の面倒を見てくれる。これぞ、私の愛すべき我が社のカルチャー。特製の銅鍋で炊き上げられたピカピカの銀シャリをほうばりながら、思わずニヤけてしまいました。

同期の何割かは、私の留学中、「営業部長」として全国各地に飛び立っていきました。数十名の営業職員を束ねる販売組織の長として、厳しい保険マーケットの最前線で闘っています。自らトップ・セールスとして、何億、何十億もの利益を会社にもたらしている者も居ます。
噂話を聞くにつけ、「彼らには到底勝てないなぁ」と感服させられることばかり。でも、自分には、彼らとは違うバリューの出し方があるはず。みんなが同じ方向を向いて、同じことをしていてはいけない。
同期は信頼できる、頼もしい仲間。俺は俺の道を行こう― そもそも、30代半ばにしてMBA留学を改めて決断したのは、そういう想いからでした。

そして、お世話になった人たちとの、久々の再会。この人たちが居なければ、MBA留学は到底成し得なかったし、今の私も存在しないと言って過言ではありません。

挨拶回りをしている最中にも、私が戻ってきていると聞きつけた同期、元人事部の仲間たち、そして採用活動を通じて親しくなった早稲田・慶應卒の若手たち(3年間、早慶の採用責任者を務めていたため)が続々と集まってきてくれました。

別に迷っていた訳ではないのだけど、やっぱり、俺が帰るべき場所はココなんだ。
多分、会社の名前とか、"箱" には何の意味もない。彼ら・彼女らが、一緒に働くべき(働きたいと思える)仲間だから、そこが帰る場所なんだ。
MBAの勉強でも、英語ひとつ取っても、まだまだ苦労の連続で相変わらずイケてないけど、この人たちの期待を裏切ってはいけない。
帰ったら、どんな仕事でも、思いっ切り頑張ろう。一周りも二周りも成長した自分を見せてやろう。ウォートンで、最高の2年間を過ごした証明に。

今回、ちょっと遠回りになりましたが、東京まで移動して会社に立ち寄ったのは非常に良かったと思っています。
昨年秋から、帰国(卒業)が近づくにつれ増幅していたモヤモヤ感が、何だか少し晴れたような気がします。
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by whartonjapan09 | 2009-01-11 13:33 | オッサン

Cost of Connecting the World (オッサン)

私は奈良出身です。
奈良はかなり田舎です。今でも夜8時を回ると、駅前でも真っ暗です。
街並は、歴史地区ゆえの建築規制のため、だいたい5-6F建てがMAXです。おかげで空が広いです。

マクドナルドやスターバックスが進出してきたのもかなり遅く、確か日本の都道府県でBottom 3に入っていました。コンビ二は、比較的最近まで、マジでSeven-Eleven(7am-11pmの営業)でした。

私の実家にはインターネットが通じていません。
フィラデルフィアでは、学校・会社や友人からの連絡で、2-3日メールをチェックしないと何十通もメールが溜まってしまう生活でしたから、インターネット接続の確保は重要な課題です。
とは言え昨今の日本は、駅前にはネットカフェが乱立し、スタバにもWiFiが完備されているし、ちょっと面倒だけど、外に出れば何とかなるかなーとタカをくくっていました。
しかし… 奈良をナメてはいけません。
最寄の西大寺駅は、大阪-京都-奈良を結ぶHubであるにも関わらず、駅前にはネットカフェらしきものは皆無。頼みのスタバでも、店員に「WiFiは利用できますか?」と訪ねたところ、「"わいふぁい" て何ですか?」と素で聞き返されました。確かに、店内でLaptopを開いている人は一人も見当たりません…

インターネットにアクセスできないから、そもそもネットカフェがどこにあるかを調べるのも一苦労。
a0106603_11444347.gif104に電話して、何とか、2つ隣の学園前駅(大阪のベッドタウンとして有名。吉本興業の芸人さんたちも数多く住む高級住宅街)に「MediaCafe DO! 学園前店」を発見することができました。
さて、ここから、インターネットを求めてのJourneyの始まりです。
家を出て、近鉄電車で西大寺→学園前へ(200円)。
ネットカフェが駅前にあるかと思いきや、探しても探しても見当たらず… 再度104で電話番号を確認し、お店に電話したら、「駅から徒歩だと、20分はかかります」と。
何でそんな不便なところに…

a0106603_11454379.gif歩き始めるも、道中が真っ暗で、視界の範囲には店らしき光が見えないため、通りがかったタクシーに乗り込む(610円)。
あー、あったあった。郊外のカラオケBOXのような佇まい。
やっとのことでGmailまで辿り着きました。
入会金200円と1時間の使用料540円で計740円なり。
という訳で、約1時間のメール確認のため、移動を含め計2時間以上、2500円近くを要してしまいました。
少なくとも、携帯でi-Modeでも使えれば、ここまで苦労しなくてもよかったのでしょうが… それにしても、インターネットが使えないと本当に世間から遮断されたような気になります。

東京に居ると、それこそ、日本のネット普及率は80-90%くらいかと勘違いしてしまいますが、おそらく奈良県をはじめとする日本の田舎では、私の実家および近辺の住人(たいてい、子供が巣立った後の高齢者宅)のように、インターネットとは無縁の世界で生きている人も山ほど居ることでしょう。
ビジネスも、東京標準でネット主体のマーケティング・モデルを考えがちですが、日本全国をターゲットにするなら、セグメントの十分なリサーチ、およびその特性に応じたチャネルの活用が重要であることを改めて考えさせられました。
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by whartonjapan09 | 2009-01-08 08:49 | オッサン