Wharton MBA (Class of 2009) 有志による「刺激」を共有する場
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Thanksgiving Break!(オッサン)

今年もサンクスギビングの季節がやって来ました。この期間は、学校も木曜からお休みに入ります。
昨年は今一つ実感がなかった(忙しくて気が回らなかった)ものの、友人のビルが「アメリカ人が一年で一番好きな休日」と言う通り、クラスメイトたちもこの日を家族と一緒に過ごすため、水曜の午後から一斉に故郷へ飛び立っていきました。
とは言え、我々日本人にとっては帰るべき故郷があるわけでなし、みな思い思いに晩秋の休日を楽しむことになります。

まず、11/26 Wed.の夜は、念願のNBA観戦を果たしました。
我らがPhiladelphia 76ers vs. Orlando Magicの一戦です。
前出のビル(Lauder Instituteの国際関係学MAとのダブルメジャーで日本語専攻)がフィラデルフィア出身ということもあり、一度地元チームを一緒に応援しに行こうという話をしていて、Ben & シン と4人で出かけました。
序盤~中盤にかけて、常に10点差くらいでリードされ続けている展開でしたが、終盤に入り僅差で逆転。このまま薄氷の勝利か―と思いきや、残り14秒で再逆転の3-Point Shootをあっさり決められ、2点差で敗北。脱力感に任せて、深夜までビールをあおってしまいました。

11/27 Thu.は、フィラデルフィアのThanksgiving Paradeを観に出かけました。
a0106603_7122421.jpg今年はIKEAがメインスポンサー(その他Cambell Soupなども協賛)で、朝からテレビでもパレードの模様が中継されていました。ディズニーやセサミストリートのキャラクター、NFL EaglesのチアリーダーたちがCity HallからPhiladelphia Museumまでを練り歩きます。最後は、サンタクロースが大そりに乗って登場し、Museum前でクリスマスの大合唱という流れです。

a0106603_7124551.jpgこうして見ると、やはりPhiladelphia Museumは、フィラデルフィア市民のかけがえのない宝です(というか、世界遺産なんですけど)。階段下にたたずむロッキー像にも、ここぞとばかりに若者たちが抱きついたり登ったりして記念撮影しています。
私も卒業までには一度、映画のロッキーさながら、Ben Franklin Pkwyをシャドーボクシングで駆け抜け、Museum前の階段を登りきってガッツポーズするシーンを再現しなければならない、と決意を新たにしました。

a0106603_72055100.jpgこの日の午後は、長男の友人宅で開かれた日本人コミュニティのパーティに招かれ、お約束の「七面鳥の丸焼き」をいただきました。
ウォートンに居ると、ウォートンの中だけで十分な日本人ネットワークがあるため、フィラデルフィア在住の他の日本人を意識することがあまりないのですが、こうして一歩外に出ると、医療関係従事者やポスドク(Postdoctoral Fellow)をはじめ、様々な人たちが生活していて、コミュニティーを築いていることに驚かされます。
皆それぞれが人生の選択を経てここフィラデルフィアに至り、それぞれの夢・人生を逞しく生きているのです。特に研究者や技術者の方たちには、「自分の腕(頭?)一つ」で家族を養っていくという覚悟・強さを感じ、「会社に戻って何をしよう(何をさせてもらおう)?」って悩んでいる自分が恥かしくなります。

a0106603_739212.jpg11/28 Fri.は、朝からThanksgiving Saleを目当てに、郊外のショッピング・モール(King of Prussia)とトイザらスに買い物に出かけ、もっぱら子供たちのオモチャを購入。
念願の光るLight Saber(しかも効果音付き)を手にし、息子たちは見事、Jediの仲間入りを果たしたのでした。
そして夜は、近くのAcademy of Musicにて、Broadway Musicalの "Wizard of OZ" を家族で観賞。前日に半額でSaleに出た4階席を、妻が目ざとくGetしてくれたのです。
子供たちが音楽に合わせて拍手したり、英語の歌を口ずさんだりして、ストーリーをそれなりに理解していることに感服。お父さんは相変わらず、細部が今一つ聞き取れない状態…

さてさて、Holiday気分も昨日までで、本日からは学業に復帰。
来週はついにFall Semesterの最終週。いろいろなProjectやAssignmentの〆切が重なり、超多忙な一週間となりそうです。
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by whartonjapan09 | 2008-11-30 06:57 | オッサン

アメリカから見た日本の医療(おにゃお)

医療制度比較論のクラスで、
今週と来週、日本の医療制度が取り上げられている。

日本の医療制度がどのように映っているのか、という観点から、
米国人学生の反応を見るのが面白い。

昨日は、ドキュメンタリー番組を通じて、日本の医療制度が紹介された。
かかりつけ医(開業医)にも、専門医(病院)にも、予約なしでアクセスでき、
さらに、医療費負担は米国の半分というのは、米国人には夢のようであるらしい。
番組は、レポーターが、明治神宮に絵馬を奉納するシーンで終わる。
その絵馬には「米国でも皆保険が実現しますように」と書かれてあり、
クラスの爆笑を誘った。

その笑いの蔭には、米国の医療制度に対する、鬱屈した不満があるように感じられた。
MD/MBA(医学部とビジネススクールの二重専攻生)の同級生の大半は、
「医者になっても学費が払えないから」という理由で、医学の道を進まず、
バイオベンチャーや製薬会社、医療機器会社を目指している。
薬剤費、機材費、開発費の高騰は、さらなる医療費の高騰を招き、
医療サービス業への分配が減るという悪循環が生まれていることに、
学生は気がついているのだが、進路の選択上、どうしようもできない。

日本の医療制度は、米国から羨望のまなざしで見られているということは、
あまり日本国内では知られていないように思う。
ヒラリー・クリントン上院議員は、日本の病院を視察し、
医療関係者の献身的な働き振りを見学して、「まるで聖職者のよう」と評した。

しかし、日本では、過労と医療不信に耐えかねた医師が辞職する
「立ち去り型サボタージュ」が足元で急増し、
「医療崩壊」が静かに進行している。
地方の病院や、特定の科(内科、小児科、産婦人科など)は、悲惨な状況にある。
日本が世界に誇る国民皆保険制度の裏に、
疲弊した医療現場があることが、十分に伝わっていないことに、不安を感じる。

昨日、教鞭を執ったArnold Rosoff教授は、医療訴訟の専門家でもある。
講義終了後、日本での医療崩壊について説明すると、
福島県立大野病院事件について、注意深く耳を傾けてくれた。
医療不信を取り払うには、医療現場の努力(インフォームド・コンセントなど)のみならず、
司法府の協力と、国民の理解が不可欠であるということに、
強く同意してくれた。

来週は、慶應義塾大学の池上直己教授が、昨年に引き続き、来訪される予定である。
学生一同、首を長くしてお待ちしている。
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by whartonjapan09 | 2008-11-26 15:27 | おにゃお

当事者意識(おにゃお)

Citigroup救済策、オバマ新政権の主要経済人事、
さらにFedによる大型金融支援策が、
相次いで発表され、最悪のシナリオは回避されたように見える。

週明け早々、「Citiの株価が下がると、何か問題あるんだっけ?」
という無邪気な質問を受け、
金融機関勤務の人でさえ、金融危機についての当事者意識が薄い、
さらに、システミック・リスクについて、理解が浸透していない、
という、二重の意味で、愕然とした。

今回の金融危機は、日本にとって、決して対岸の火事ではない。
また、日本が、1990年代の教訓を世界に発信する、絶好の機会なのだ。

Whartonでは来学期、
特別講義"The Economic and Financial Crisis"が開講される。
金融危機に造詣の深い教授陣が、ゲストスピーカーとして話すという形式をとる。

注目されるのは、日本経済の専門家、Jennifer Amyx准教授が、講義予定であること。
(ウェブサイトはhttp://www.polisci.upenn.edu/index.php?option=com_content&task=view&id=12&Itemid=26)

著書には"Japan’s Financial Crisis: Institutional Rigidity and Reluctant Change" (Princeton University Press, 2004) などがある。
日銀金融研究所での研究実績もある、屈指の日本通である。

去年の6月、渡米前に、霞ヶ関や本石町の若手と一緒に食事をした際、
彼女の深い洞察力に、皆が舌を巻いた。
来米してすぐの8月初旬に、フィラデルフィア郊外の自宅に招待してくれた時には、
デフレ対策や省庁再編、政界動向について、議論が盛り上がった。

日本の金融危機について、情報発信ができるのは、何もAmyx先生だけではない。
学生一人ひとりが、もっと当事者意識を持って、
現状を理解し、情報発信をしていく必要があると思う。
さもなくば、Institutional Rigidity and Reluctant Changeの傾向は、
そのまま残るであろう。
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by whartonjapan09 | 2008-11-26 14:56 | おにゃお

救済(おにゃお)

先週金曜日、Citigroupの株価の終値が4ドルを切った。
今週末も、Citi再建協議の行方、金融業界の再編動向から目が離せなかった。

今、Problems in Financial Reportingという講義を履修している。
Bushee教授の人気講義で、実際の企業の決算広告を題材に、
それぞれの業界や企業の抱える問題に迫る、という内容である。

折も折、明日提出する宿題のテーマが、
CitigroupのVIE(Variable Interest Entity)の評価だった。
VIEを通じて、同社はサブプライム・ローンやCDO等をオフ・バランス化していたが、
果たして、それが適当だったのかどうか、
適法性と経営への影響の観点から考えさせられる。

エンロン破綻が発端となり、FASB(米財務会計基準審議会)は、
SPE(特別目的事業体)の連結会計の強化を進めたものの、
連結対象を指定する基準指針が曖昧であった。
Citiがいかにその抜け穴を用いて、オフ・バランスを進めていたかが、よく判った。

Bushee教授は、毎年、ケースを書き換えて、
最新のトピックについて理解が深まるように、講義をリードしていく。
今まで、会計は、無味乾燥で、自分とは無縁に感じられたが、
実は会計は、会社の浮沈を決める、経営の重要なツールであると認識させられた。

Wall Street Journalによると、
Citiは不良資産を"bad bank(推定資産額500億ドル)"に分離移管し、
損失額が一定額に達するまでは同社が負担し、
その額を超えると、米政府が超過損失を負担するという計画らしい。
90年代、Mellon Bank(現Bank of New York Mellon)救済には、
このスキームは有効であった。
しかし、時代は変わった。
複雑な証券化によって、リスクの所在と量が特定しにくくなっている。
果たして、今回も救済はうまくいくのかどうか。

金曜日夕刻のカンファレンス・コールで、
Citiの個人資産運用担当者は、10分間も同社の安全性について語った。
各資産クラスについて、切々と政府の保証を訴えるさまは、滑稽ですらあった。

勤労感謝の日で、東京市場が休みであるだけに、
今夜のロンドン市場と、明日のNY市場の動向が気になるところだ。

今週末も、眠れない夜が続く。
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by whartonjapan09 | 2008-11-24 12:07 | おにゃお

HBSキャンパス & Shad Fitness Center (オッサン)

おまけで少し、HBSキャンパスのご紹介。

a0106603_692317.jpgHBSは、Harvard Universityのメイン・キャンパスから、Charles Riverを隔ててAnderson Bridgeを渡ったところに、ビジネス・スクール専用のキャンパスを持っています。
美しい芝生の敷地に、おそらくHBSの卒業生であろう人たちのFamily Nameを冠した建物がずらりと並びます。
メイン・ビルディングは、このSpangler Hall。

a0106603_694219.jpg中には、ラウンジ、会議室・バンケットの他、GrillやCafeなどのレストラン施設が。当日は、Harvard vs. Yaleのアメフト伝統の一戦のため、観戦に訪れる卒業生たちを迎えるイベントが準備されていました。
寒いボストンだけに、焚き木をくべる "マジ暖炉" がいくつも設置されています。ホテルのロビー階といった高級感あふれる雰囲気。

a0106603_235144.jpgこちらは、Baker Libraryの裏側にあるBloomberg Center。
経済ニュースのBloomberg社の創設者であり、現NYC市長であるMichael Bloomgerg氏の寄付によるものであることは明白。
図書館に面して、最新鋭の情報端末がずらりと並ぶリサーチ・センターが設置されているわけです。これも全部、寄付なんでしょうねー

a0106603_23512215.jpg私たちが試合をしたShad Fitness Centerは、HBS生専用です。
メイン・フロアは、バレーボール・コートが4面取れるほどの広さがあり、その他ジム設備、プール、スカッシュ・コートなど一式が揃っています。
ロッカー・ルームはホテルのフィットネス・センター並み。タオルも鍵も、全部貸し出してくれます。


a0106603_23514596.jpgいつもの調子で、フィラデルフィアからダイヤル・ロックを持参していた自分が恥かしい!
シャワー・ルームには何と「ジャグジー」が!
さすがに入りはしませんでしたが、記念撮影の一枚。
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by whartonjapan09 | 2008-11-24 10:28 | オッサン

Volleyball Tournament 2008 @HBS (オッサン)

11月22日(土)、待ちに待ったB-school対抗のバレーボール・トーナメントがHBSで開催されました。

a0106603_8575715.jpgウォートン・メンバーの大半は、前日にフィラデルフィアから車(数台に分乗)で現地入りしていたのですが、翌週に試験を控えるキャプテンのNathanと私は、お互い睡眠3-4時間という状況で、当日6:50amの飛行機で一路ボストンへと向かいました。
この日のボストンは晴天にもかかわらず、昼間でも気温-6℃という極寒。9:30からレジストリ開始とのことで、9:00に会場前に到着したにも関わらず、肝心の体育館がいつも通り土曜は10:00からしかOpenしないという方針で、何十人ものMBA生が極寒の外で立ち尽くすという事態が発生。HBSのメンバーが、血相変えて「管理室と掛け合ってくる!」と駆け出して行きましたが、管理人にあっさり "No!" と言われて撃沈。能弁なHBS生をしても、この国の労働者たちの「ルールはルール」という柔軟性の無さ(というか、現場には何の裁量も与えない仕組なので、彼らも考えて判断しようとしない)には勝てないのでした…

参加チームは、主催のHBSはじめ、Wharton、MIT、Chicago、Columbia、Tuck、Carnegie Mellon他に、Harvard Kennedy Schoolも加わり計12チーム。
我らWharton Volleyball Clubは、計17名(男6:女11、2年生7:1年生10)の2チームで臨みました。
a0106603_942926.jpg
ウォートン・チームは、学校のカラーを反映して、非常にインターナショナルな構成で、女子も多く和気あいあい。HBSやChicagoはほぼ白人オンリーの構成で、女子も1-2名。ある学校など、2チームのうち1つが白人チーム、もう1つがインターナショナル・チームと明らかに分かれていて、ちょっと違和感がありました(単純に実力で分けたら、そうなっただけかも知れませんが…)。

ここでちょっとしたトラブル発生。北の地から勢い込んでやってきたTuckですが、実はメンバーは3人だけ。ということで、彼らは主催のHBSに泣き付いて、他のチームからスカウトを始めたのです。結果的に、参加人数の一番多かったウォートンから3名を貸し出すはめになったのですが、我々の既存2チームもその3名を除外してメンバーを再配分せざるを得なくなり、「勝ち」を狙っていたBチームも戦力ダウン。おまけに、Aチームの女子2名がお昼過ぎには帰るということで、この2名を、午前中に試合のあるBチームで出場させてあげないといけなくなりました。

a0106603_95087.jpgそんなこんなで、とてもベスト・メンバーとは言えないBチームは、予選リーグが1勝1分で3チーム中2位となり、決勝トーナメント進出ならず。臥薪嘗胆を期した敗者復活戦でも、惜しくもHBSに破れてしまいました。(ちなみにAチームは予選リーグ0勝2敗。)
優勝は、U.S. Armyのバレー・チームで鳴らしたというサイボーグみたいな奴が強烈スパイクを打ちまくっていたChicago GSB。完全にレベルが違いました。
しかし、個人的には絶好調で、負け試合でもそれなりに活躍できたので、大満足。試合後、他のメンバーからも "Today was Tom's day." "You saved the team a lot." と絶賛されました。
また、客観的に見ても、ウォートン・チームが最も雰囲気が良く、一番楽しんでいたと思います。敗者復活戦が、隣の決勝戦以上の盛り上がりで、みなの声援を一身に受けてプレーできたのは本当に気持ちが良かったです。

Tuckのせいでメンバーを再配分しなければならなくなったとき、Nathanのチーム分けに対し、正直、「どうして強いメンバーで固めないの?勝ちたくないの?」と疑問に思ったのですが、彼の判断は正しかった。あそこで、上手い男子だけを固めたり、下手な女子に出場の機会を与えられないようなチーム編成をしていたら、ここまで一致団結して盛り上がれなかっただろうと思います。

a0106603_955118.jpgもう一つ象徴的だったのは、試合の合間の待ち時間にLaptopを立ち上げて勉強をし始めるMBA生たちが数名いたのですが、それは全員ウォートン生。
他の学校の連中から "Are you guys crazy?" と笑われていましたが、皆それぞれ、OPIMやMKTGの宿題、FNCEの試験勉強などに黙々と打ち込んでいました。
やっぱりウォートンは勉強きつい?

a0106603_961363.jpg最後に、女子キャプテンのLeslieの言葉を引用して締め括りたいと思います。
Thank you all for coming this weekend!!
It was great to have so many people at the tournament and it was great to get to know many of you better.
The Chicago team was good, but they didn’t have anyone cheering for them :) We definitely had the strongest presence at the tournament and will be a force to be reckoned with in the spring!
春には、UPENN内のスクール対抗トーナメントが開催されます。卒業前の、いい目標になります。
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by whartonjapan09 | 2008-11-24 09:28 | オッサン

約束(おにゃお)

11月22日は、いい夫婦の日。

9年前の今日、祖父が逝った。
愛妻家だった祖父は、わざわざこの日を選んで、天に召されたようだった。

祖父は、小さな医院を、地域医療・介護を担う病院網に育てた。
亡くなる直前まで、朝7時前には病院に出かけて、診療と経営をこなした。
昭和一桁世代を絵に描いたような、ストイックなプロフェッショナルであり続けた。

そんな祖父が生前、ぽつりと呟いたことがあった。

『アメリカのビジネス・スクールの病院経営コースに、1週間だけで良いから留学したい』

70歳の誕生日を目前にしての一言に、当時、大学生だった私は驚いた。

『1週間でも大パパがいないと、病院は大変よ』

そう応えると、祖父は、そうか、と言って笑った。

『それでは、おにゃおさんが、僕の代わりに勉強して来てくれるかな』

笑っていたが、祖父の目は真剣だった。

『うん』

祖父は嬉しそうに頷いた。

『でも、アメリカで勉強する前に、大パパにいろいろと教えてもらわないといけないわ』

『そうか、そのうちね』

そのうち、は、ついぞ巡って来ないまま、祖父は病に倒れた。

病状を黙ったまま、祖母とハワイへ最後の旅行をした直後だった。
東京にいる孫娘には、学業と就職活動に支障が出るだろうから、
いよいよという時まで、病状を伝えるなと、
祖父は家族に厳命していたと、後になって聞いた。

東京から長崎へ。枕元に駆けつけると、苦しい息の下で、おかえり、と祖父は言った。
祖父は病室に入るのを拒否したため、執務室に運び込まれたベッドに横たわっていた。
その手には、院内報が握られていた。

『少しは休んで』

初孫にたしなめられた祖父は、無理に微笑んだ。
それから20分後、祖父の意識は遠のいていった。

そして、以前に交わした、他愛ない約束だけが、重く、残った。

今日、祖父の遺影に問いかける。

あなたの学びたかったことは、本当は何だったのでしょう。
私は今、それを学んでいるのでしょうか。
そして、ちゃんと、学んだことを、活かしていけるのでしょうか。
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by whartonjapan09 | 2008-11-23 08:11 | おにゃお

ファイト♪(おにゃお)

昨夜は、Kimmel Centerでのコンサートの帰りに、
オッサン(ハンドルネームとはいえ、直接こう書くのは気が引けますが)にお会いしました。

今週末は、いよいよHBSとのバレーボール対抗試合。

火曜日には風花が舞い、今朝は小雪がちらついたフィラデルフィア。
寒さが厳しさを増す中、捻挫や怪我が心配ですが、
Wharton勢が、今までの猛練習の成果を発揮されるものと信じています。

ファイト♪
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by whartonjapan09 | 2008-11-22 05:25 | おにゃお

Pricing Strategies (オッサン)

(書きかけ投稿です。)

オッサンです。
Fall Semesterも、残すところあと2週間となりました。早いものです。

今回は、マーケティングの選択科目のなかで、"Pricing Strategies" という授業を紹介します。というのも、今週、「うーん、このクラスは面白いなぁ。教授もさすがだなぁ」と思う瞬間があったからです。

"Pricing Strategies" は、Non-Marketing Majorの人たちも大勢参加している、人気コースの一つです。Half Semester(0.5単位)のクラスなのですが、ウォートンお得意のQuantitativeな分析から、Psychologicなアプローチに至るまで、幅広いテーマを扱います。
a0106603_120033.jpg担当教官は、中国人のProfessor Z. John Zhang。何となくデリカシーの無さそうな話し方をする教授ですが、授業のハンドリングの上手さは抜群です。(普通、この国の人たちは、つまらない質問や的外れの意見にも、"Good question." とか "I see your point." とか言って議論をFacilitateするのですが、Prof. Zhangは、"No!" とか "I don't think so." とか、バッサリいきます。)
昨日は、「Tweeter」というNew Englandベースの家電販売店のプライシングについてのケース・ディスカッションを行いました。今後、価格競争の激化が見込まれるボストン近郊の家電マーケットにおいて、APP(Automatic Price Protection)というサービスを継続するか否かというGo/No-Goの議論です。
このAPPというのは、いわゆる「最低価格保証制度」の一つなのですが、例えばTweeterが$800で売ったTVが、2週間後に他店で$780で売られていたら、差額の$20分のチェックを自動的に顧客宅へ送付するというものです。日々の価格チェックは、Tweeter本部の専門部署が行うため、顧客がいちいちクレームする必要はありません(有効期間は購入後1ヵ月)。Tweeterは、1993年にこの制度を導入してから、3年間で販売成績が2倍に伸びます。しかも、APPの運営には相当なコストがかかるかと思いきや、利益率もアップ。ただ、ケースの中では、APPがその主要因であるとは明言されません。そして1996年、激安を売りにした大型店がボストン近郊のマーケットに本格参入してくることを受け、「このままAPPで太刀打ちできるのか?」という本題に入るわけです。
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by whartonjapan09 | 2008-11-20 12:17 | オッサン

ほっこり(おにゃお)

1年生のみなさんが、
就職活動の打ち上げということで、
昨日は飲み会に誘ってくれました。

中華街にある和風居酒屋、Yakitori Boyで、
久しぶりに熱燗を頂きながら語りあう、和やかなひと時でした。

1年生のネットワークの広さとチームワークの良さには、いつも感心しきりです。
今回は、UPENNのデザイン・スクールやロー・スクールなどの方々も参加。
総合大学だけあって、日本人留学生だけでもいろんなバックグラウンドの人がいます。

多才な皆さんと、進路をどうするかについて盛り上がりました。
1年生には、しっかりとした進路設計を持っている方が多く、
とても頼もしく思います。

自分のサマー・インターンを振り返ってみると、
今まで漠然としたイメージだけ持っていた業界で、
思いっきりチャレンジができた期間でした。
また、自分の職業観を問いただす、稀少な機会でもありました。

1年生が、どのような夏休みを過ごされるのか、今から楽しみです。

たまには、同胞ほっこり飲みも、良いものですね。
お誘いいただいて、ありがとうございました。
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by whartonjapan09 | 2008-11-17 13:17 | おにゃお