Wharton MBA (Class of 2009) 有志による「刺激」を共有する場
by whartonjapan09
Sponsored by

Movin' Strategic Career
http://www.movin.co.jp/

Antelope Career Consulting
http://www.antelope.co.jp


お気に入りブログ
Wharton MBA ...
Wharton MBA ...
カテゴリ
全体
タク
シン
doc
Ben
Yak
Mia
Shu
TOM
punk!
Ted
Nobu
オッサン
おにゃお
Master
未分類
以前の記事
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
タグ
人気ジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


<   2008年 03月 ( 9 )   > この月の画像一覧

Japan Trek 2008 (TOM)

a0106603_1345816.jpg

年ですね。 重度の時差と疲れからトレックから帰国して2週間、ほとんど使い物になりませんでした。特にこの3-4日は同僚のM.K.氏から移された(本人の性格にも似て)タチの悪い・濃いウィルスにより朦朧としていました。と、長い間の無投稿を闇にほうりながら久々に登場させて頂きます。

やっぱりJapan Trek。 本当にみんなお疲れ様でした。特にリーダーを買って出てくれたPunk。 この良く言えばとんがった集団を本当に良くまとめて、結果に結び付けてくれました。ありがとう。ロジ班&シンは出発前&ツアー中、もの凄い負荷を文句も言わず頭がさがりました。

このトレックは2年間のMBA生活の中でも本当に思い出に残るイベントとなると思います。あれだけの多くの同僚と知り合い、語り合い、飲み、歌い、踊りまくる。今年Whartonへ入ってこられる人たちにも是非ともお勧めしたいイベントの一つです。

特に印象深かったことを挙げさせてもらいます。

広島の原爆資料館で、目に涙を浮かべて見入っている生徒たち。同僚から聞きましたが、鶴を折って捧げたいと言ってくれた女の子。この資料館はアメリカにもアメリカの資金で作るべきだと熱くかたるアメリカ人。純粋に歴史を知ってもらい考えてもらう機会を作ろうという意図での訪問でしたが、われわれ日本人が感じるのと同じぐらいそれぞれが受け止めていたようです。自分も核兵器廃絶もあるが、その前に戦争自体を認めてはいけないのだと再度強く思いました。

トヨタ訪問。良く授業にも取り上げられる製造プロセス管理の素晴らしさ。 そしてそれを可能にする従業員の勤勉さ & 一丸となって日々改善を目指す企業文化。 みな口をあけて感心して見とれていました。トレーダーの一人は今からでもGMを空売りしてトヨタを長期で買うと宣言していました。

箱根。大宴会場が全員浴衣をきた総計150人、約20カ国に渡る学生で埋め尽くされ、一つになった夜。 止まった宿は恐らく来年 出入り禁止確実ですが、盛り上がりました。出し物のひげダンスも大盛況。やはりわかりやすい笑いが一番のようです。“Enkai(宴会)”という単語は皆覚えた模様です。Tak, あのわかりやすいストレートな芸は素晴らしかった。本当はちょっと不安だったんだけどね。お疲れ様!

高度な食物アレルギーを持っているため外国に行ったことのない女性、盲目ながらツアーに参加してくれた男性。オルガナイザーのみならず、周りの全員がサポートして彼らも大変楽しんでくれたようです。Benは本当に良く彼らの面倒を見てあげてたよね。私なら途中で放り出してしまうと思います。感心させられた上に、自分の小ささを見てしまいました。ありがとう。

そして、皆からの言葉。最後の夜、多くの学生が抱き合いながら言ってくれました。“本当に日本が好きになった。自分はもう一度自分の足でこの国に来るつもりだ。”“この旅は自分のMBA 2年間の中でも最高の経験だ。僕は、こういった経験をするためにMBAに来たんだ。ありがとう。” “ラーメン旨かった。(品達の黒い豚骨ラーメンを最初は抵抗しながら食べていた奴)”
[PR]
by whartonjapan09 | 2008-03-29 01:44 | TOM

サクラサク-2nd Round合格発表(おにゃお)

キャンパスの桜がほころび始めました。
今日は、2nd Roundの合格発表でした。

合格された皆様、おめでとうございます!
Wharton日本人学生一同、心よりお祝い申し上げます。

米国景気が悪化し、受験生が大幅に増加したと思われる中、
厳しい競争を制し、見事、栄冠を勝ち取られました。
受験を決意されてから、この日まで、
長い道のりだったと思います。
皆さま一人、一人の個性が、Whartonが誇る宝であり、未来です。
4月中旬のWelcome Weekendに、是非お運びください。
総出で歓迎させていただきます。

Waitlistになった方。
まだ戦いは終わっていません。
決して諦めないで、最後まで粘ってみてください。
Waitlistから繰り上がった学生に共通しているのは、
誰にも負けない熱意と努力でした。

残念ながら不合格だった方。
皆さんと今年ご一緒できないことは、とても残念ですが、
できれば来年、またチャレンジしてみてください。
我々同期には、リアプリカントが何人もいます。

皆さまのご健闘に、在校生一同、大きな拍手を送ります。
[PR]
by whartonjapan09 | 2008-03-28 08:22 | おにゃお

Kansya - Wharton Japan Trek 2008 - Part II (タク)

タクです。

皆さん、Japan Trekお疲れ様でした。参加者からは本当に大絶賛のツアーでした。日本を知らない人々に日本の良さを伝えたい、と言う純粋な思いで忙しい中このTrekの準備にCommitし続けてきた皆さんは、そのがんばりに比例して喜びも大きなものになっていると思います。

僕自身は正直自分の中でこのTrekにCommitしきれておらず、みんなのおかげで喜びを分けてもらえたと言う思いがTrekが進むにつれて強くなり、自分からCommitしないことには本当の喜びは得られないと言う当たり前のことを再認識。もちろんみんなのおかげですべてサイコー!でしたが、自分の取り組み方を考えることも含めて大変いい経験となったTrekでした。

このTrekはこれまで先輩達が培ってきたものに毎年いいものが上乗せされており、今後も素晴らしいものになるのは間違いありません。来年以降参加する方、日本の良さを知ってもらいたいと言う純粋な気持ちで自らCommitしていけば、かけた力と時間をはるかに越えた達成感が得られることは間違いなしです。今後もこの企画が進化していくのを楽しみにしています。


一方でTrek中から既に参加者のみんなからは「awesome!」「great!!」の大合唱を聞き、普段授業で取り上げられる日本と他の国との違いを、あれこれ口で言うのではなく、何よりも肌で感じてもらう本当にいい機会だったと思います。百聞は一見にしかずとはまさにこのことですね。

例えば、

「大人数でカラオケに行って長時間散々大騒ぎした挙句、部屋ん中グチャグチャにしてしまったのに一人たった1,700円だったんだよ!最後の精算のときに店員にTipを渡そうとしたんだけど、1円すら受け取ろうとしないんだ。この国はいったいどうなってんの?何度渡そうとしても拒否するからムカついて2万円投げつけて出てきたよ。振り返ったら店員がものすごい勢いでお辞儀してた。Awesome!」

とか、

「自動販売機がものすごいたくさんきれいに並んでる!こんなん見たことない!写真いっぱい撮っちゃった。Amazing!」

とか、

「トイレがどこへ行っても恐ろしくキレイ!しかもボタン押したらシャワーが出てきてヒャー!」

とか、

「毎度毎度バスに乗れと後ろから名簿を抱えた奴が俺のケツをける~♪♪♪」

とかとかとか、大半は僕達にとっては当然である身の回りの小さなことから違いを感じ取ってもらえる瞬間は本当に感動でした。


そんな満足感に浸りながら、帰りの飛行機の中で極小のシートに何とか体を収めながら読んでいた週刊エコノミスト紙の最初のページのエッセーに目がとまりました。日本のことを全く知らない135名もの外国人と濃密な一週間を過ごした自分に非常にタイムリーで感慨深いものがありました。

皆さん本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。


---
日本を観光した中国の知人がわたしにその「成果」を話した。「目立たないところもきれいにしている。レジの前に客が二人しかいないのにきちんと並んでいる・・・。」富士山や温泉旅館、金閣寺に興味を持つと思っていたのに、彼はむしろ日本の日常の新鮮さに興奮を覚えていた。
旅の楽しみの本質は、名勝・名所を訪ねることではない。いつもの日常や常識と異なるものに出会えることである。
パーティに行く前、誰もがうきうきする。恋人とのデートには、いつも心が躍る。新人が入社すると、窓際族もしばらくちゃんとする。我々人間は、異なるものと出会う時、必ず前向きになる。その異なるものは、古くから存在しているにもかかわらず、我々がそれに新しさと希望を感じるのである。

・・・(中略)・・・

日本には新興国のような2ケタの成長はできないし、必要もない。閉塞感を打開するキーワードは「旅に出る」ことだと思う。それは新しいものを捜し求めることではない。行っていない場所を尋ねること、離れている人々と友人になることだ。
(宋文洲 著/週刊エコノミスト・3月25日号)
[PR]
by whartonjapan09 | 2008-03-20 09:34 | タク

Japan Trek 2008-PartⅠ (シン)

“How was your spring break?”
“I went to Japan, and it was just AMAAAZING!”

春休みが終わり、学校が始まった。そして、廊下や教室のいたるところでこんな会話を耳にした。昨年から準備をしていた僕達のJapan Trekは大成功に終わった。日本では、参加者もオーガナイザーも寝る時間を惜しみながら色々なところに行き、おいしい飯を食って、夜はカラオケやクラブなどで騒いだ。

日本人全員が一つになり、勉強時間や睡眠時間を削り、魂を込めて作り上げてきたJapan Trek。楽しんでもらいたい、日本に対する理解を深めてもらいたい、そして何よりも、僕達の日本のよさを一つでも多く見せたい、っという強烈な思いが僕達を動かしてきた。そして、その1週間は怒涛のごとく過ぎ去って行った。準備期間からするとあまりにも一瞬の出来事だったので、正直終わったという実感はまだわかない。何か、まだ学校に行ってオーガナイザーのみんなに会うと、そう言えばあのオプショナルツアーどうなってるの?っとついつい聞きたくなってしまう。

一つの大きなものに向かってひたすら走り、そして走り切ってみた後のどことなく来る寂しさというのはある。ただ、それ以上にやっぱり収穫の方が多かったのも事実。まずは、友達が最高に増えた。日本人を含め参加者は150名、これはウォートン全体の約1割に当たる。学校の居心地ももともと別に悪くはなかったが、格段に良くなった。そして、学びもあった。外人から見た日本の姿というものもよくよく理解できたし、Trekをオーガナイズする過程においても、あえてMBAチックに言えばリーダーシップやチームワークといったものを考えさせられる場面がかなり多くあった。また、日本人の間での絆も深めることができた。この絆は一生ものだと思うし、僕にとって大切な宝になるだろう。最後に、最高の思い出と一つのことを成し遂げた自信をくれ、ウォートンの一員としての自覚、そして日本人としての誇りを再認識させてくれた。

っと、少し真面目に書いてみたが、と~り~あ~え~ず~…、


「すんげ~~~~楽しかった!もうマジで超~~~~~最高!!!!!」


本当にJapan Trekに参加してよかった…。無事に終わってよかった…。みんな楽しんでくれたみたいでよかった…。どんなハプニングが起こったか!?外人の日本への反応はどんなもんだったか!?は後続の人達に託すとして、とある参加者がくれたお礼メールの一文を抜粋して、Japan Trek終了報告の第一弾を終了します。

a0106603_77151.jpgLike everyone else with whom I spoke on this trip, I am so touched that each of you worked since the fall, and devoted this past week, to share your culture with us. I hope that it makes you happy to know just how happy we were. The experience is what we imagine our MBA experience to be, when we imagine it at its very best: interactive, engaging, social, exhausting, impeccably-organized, eye-opening, profound, inspiringly international, ridiculously fun… in a word, perfect.

参加者のみなさん、日本に来てくれてありがとうございました。そして、オーガナイザーのみなさん、ウォートンで最大で最高のTrek、本当にお疲れ様でした!
[PR]
by whartonjapan09 | 2008-03-20 07:20 | シン

Obama (タク)

タクです。

Japan Trekのオーガナイザーの一員として9ヶ月ぶりに日本に帰ります。今空港で待ち時間を利用してこの文章を書いています。Trekの様子についてはこれからみんながたくさん投稿してくれると思います。これからどんなハプニングが待ち受けているのか楽しみですね。みんなの逸話を楽しみにしてます。みなさん面白い投稿ヨロシク。そして僕はこれまでみんなに準備を任せっぱなしにしてきた分、現場の力仕事で返したいと思います。そして初めて「日本」を体験するガイジン連中に「日本サイコー!」と言わせることができるようがんばりたいと思います。


さて、最近大統領選挙の行方をちょっぴり注目しているのですが、それには訳があります。初の黒人大統領となるかが注目されるオバマ氏、これに熱い視線を送っている、、、と言うか便乗で町興しを狙っている福井県オバマ市(小浜市)、ここはなんと僕の生まれ故郷なのです。人口3万5千人の小さな田舎町で小学校5年生までを過ごしましたが、その小さな町がまさかアメリカの大統領選挙で注目されることになろうとは。。このところ北朝鮮の拉致事件現場のひとつであったことや、NHKの連続テレビ小説の舞台となっている(らしい)ことで注目が増しているとは聞いていましたが、またひとつニュースが増えました。そして注目度はゼロですが、まさかその田舎町の自然に囲まれて育った自分がフィラデルフィアのビジネススクールに行くことになろうとは周囲の誰も想像していなかったと思います。

そしてまったく別の話題ですが最近のニュースと言えば、FootballのスターQB、Green Bay PackersのBrett Favre選手が38歳にして17年間の選手生活にピリオドを打つことを決意。過去スーパーボウルを制したばかりでなく、今期も依然としてトップレベルの数字をあげており、これからも鉄人として数々の数字を塗り替えることを期待されていた彼ですが、「自分がまだPlayできることはわかっている。しかし精神的に疲れてしまったんだ」と言う、少し寂しいコメントとともに引退を発表しました。

a0106603_156464.jpgレベルは全く違いますがまだまだPlayできる中で選手を退く決意したものとしてスポーツ選手の引退について書いてみたい気もしますが、今回はオバマ氏とファーブ選手のニュースでふと感じた共通項について書いてみたいと思います。

その共通項とは「なぜ彼らはがんばるのか(がんばれたのか)?」と言うことです。

それはお金のため??どう考えても違いますよね。。多分これ以上稼いだところで彼らの生活はそれほど変わらないでしょう。名声??多分もう十二分に名声は得たでしょう。今以上の名声が欲しいという可能性もゼロではありませんが、それだけではないように思います。ではなぜか?

それは限りなく「自己実現のため」に近いであろうと想像します。

マズローの欲求段階説によると、人は人間の持つ5段階の欲求のうち4段階目、すなわち上から2番目のesteem needsと呼ばれる領域に到達すると、他人からの尊敬や責任ある地位を求めるようになり、そしてそれを越えると最上級の欲求として自己実現、すなわち周囲にとらわれることなく自分の本当に求めるものを追求する欲望を持つそうです。

よくスポーツ選手が契約更改で、僕達の感覚では多いの少ないのと騒ぐ必要があるの?と言うような高額の契約金をめぐって交渉をしているシーンを見かけますが、彼らにとってお金は生活の糧ではなく、自分の評価のバロメーターなのです。だから彼らは自分の活躍に対しての「評価としての金額」にこだわるわけです。それは先程の上から2段階目の欲求に当たりますね。

しかし、それも十分に達成された先には何が待っているのか?それはもう、本人達一人ひとりにしかわからない世界だと思います。オバマ氏もファーブ選手もきっとその世界に踏み込んでいるのだろうと思います。

今年保有資産世界一となった投資家ウォーレン・バフェット氏が以前確かコロンビア大学での講演において生徒の質問への答えとして「わたしはお金から解放されている。お金のために自分が動く必要はなく、お金を動かす立場にいられる。これは幸せなことだ。」と言う内容の話をしたことがありますが、富と名声の両方を得た彼らのあとに待っているものとは何なのでしょうか?

日本においてはお金から開放されることは一般庶民にはそうそうあることではないので、お金を得ることと自己実現の両方を達成できる手段をみんな必死になって考えているわけですが、この国ではお金から解放されるチャンスをみんな意外と身近に感じているような気がします。少なくともここWhartonの学生達は視野に入れているのではと思います。だからこそ真っ先にお金を作り出すことに貪欲になれるような気がしますが、一歩間違えると一生お金のためだけにアクセク働いたと言うことになりかねず、そしてその可能性のほうが圧倒的に高いのは間違いありません。しかし一方で自分の欲求が満たされないまま、いきなり真の自己実現を追及できるほど徳の高い人間でない僕はいったいどこに向かえばいいのか、、、時々途方に暮れます。お金は必要だし、人から認めてもらえたらうれしいし、でも本当は何にもとらわれずもっともっと追求してみたいことがいっぱいあるし。。。

ここWhartonを卒業するまでにはひとつの結論に到達し、決意の一歩を踏み出したいと思います。
[PR]
by whartonjapan09 | 2008-03-08 02:01 | タク

千羽鶴を折りながら-君はヒロシマを知らない(おにゃお)

「ひ、ふ、み・・・、ひ、ふ、み・・・」
真剣な表情で、祖父が生まれたばかりの従妹の手足の指を数えています。
20本揃っていることを確かめると、顔を上げて、にっこりと微笑みました。

そんな光景を思い浮かべながら、千羽鶴を折っています。

本日出発するJapan Trek一行は、広島の平和記念公園にも足を運びます。
Trekを前に参加者有志に千代紙を渡し、
2歳で被爆し、白血病で早世した佐々木禎子さんの話をしながら、
昼休みや放課後、一緒に千羽鶴を折っていました。
入学前に兵役に就いていた学生や、戦火を逃れた経験のある学生もいます。
また、日本の戦争行為により、家族が被害を被った学生も、一緒です。

祖父は、長崎で被爆しました。
医療救護活動に従事しての、間接被爆でした。
その後、亡くなるまで後遺症に悩まされました。
しかし、祖父を本当に苦しめたのは、
救えなかった人々に対して申し訳ないという自責の念、
原子野で医療の限界を経験しながら、医療を生業として続ける虚無感、
そして、自らの被爆の影響で、被爆2・3世となる子や孫が、
奇形で生まれたりしないかという恐怖心でした。

祖父は家族の誰にも、自らの被爆体験について語ることはありませんでした。
ようやく沈黙を破ったのは、戦後52年を経て、死期を悟ったときです。

1945年8月11日、原爆投下2日後の長崎。
「すべてが死、すべてが壊滅でした」
工場の鉄骨は飴細工のように無残に曲がり、辺り一面は焦土と化していました。
祖父らが持参した医薬品、救護物資は半日で底をつきました。
緊急救護所となった新興善国民学校には、次々に瀕死の患者が押し寄せます。
麻酔も消毒薬もないまま、手術を行わなくてはなりませんでした。
十分な水も確保できず、海水を汲み上げてはドラム缶に入れて煮沸消毒し、
如雨露に移し替えて、溜まった膿や蛆を洗い流すだけの「治療」。
身元もわからぬまま、次々と息絶えていく人々。
その亡骸を、夜の校庭で井桁に積み上げ、火葬しました。
「今でも、心からあわれに、心から申し訳なく思っています」

平和記念館でJapan Trekの参加者たちは、何を感じるのでしょう。
ヒロシマの体験は、国境を越えて共有されるのでしょうか。
ナガサキの記憶は、世代を超えて伝承されるのでしょうか。

  - J'ai tout vu. (わたしはすべてを見たわ)
  - Tu n'as rien vu à Hiroshima. Rien (君はヒロシマで何も見ていない。何も)
           ― マルグリット・デュラス脚本、映画"Hiroshima, mon amour"

末筆ながら、『この子を残して』『長崎の鐘』で知られる永井隆博士の次女、
筒井茅乃さんが2月2日に逝去されました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

   あたらしき朝の光のさしそむる 荒野に響け 長崎の鐘 
            ― 永井隆博士
[PR]
by whartonjapan09 | 2008-03-07 15:33 | おにゃお

出発!(オッサン)

早くも3rd Quarterまで終わってしまいました。
DIP Weekが明けてからは、本当にあっという間でした。

そして… 今日の8PMにアカウンティングの試験が終わったばかりだというのに、明日の6:30AMには "Japan Trek 2008" に飛び立ってしまいます。
参加者135名、オーガナイザー15名の総勢150名によるウォートンNo.1のマンモス・トレックは、果たしてどうなるのでしょうか?

唯一気がかりなのは、あまりに参加者の期待が高すぎること。
これは、代々の先輩方に対しての評価が高かっただけで、我々に対する評価はまだ全くの白紙。
僕たちも僕たちなりに精一杯準備したけれど、彼らの期待に応えることができるのか?
そして、僕たち自身も、時間と労力(+参加費$750+飛行機代$1000)をつぎ込んだ分に見合うだけ、楽しむことができるのか?

結果は、約1週間後にJ-TrekのCFO兼切り込み隊長のシン太郎が報告してくれます。乞うご期待!
[PR]
by whartonjapan09 | 2008-03-07 13:04 | オッサン

春は名のみの(おにゃお)

フィラデルフィアでは、寒さが少し緩んだとはいえ、
まだまだ春が待ち遠しい陽気です。

モノトーンの冬の世界(・・・と中間試験に向けた勉強)に飽きて、
今日から始まったフィラデルフィア・フラワー・ショーに、朝一番で出掛けました。
公式ウェブサイトはこちら↓
http://www.theflowershow.com/home/index.html

毎年恒例のこのイベント、実は世界最大の室内フラワーショーです。
何ゆえ、フィラデルフィアで開催されるの?と思われる方も多いと思いますが、
フィラデルフィア創立の父であるWilliam Pennが都市緑化を提唱し、
市の近郊で園芸が盛んであることとが、背景にあります。
3500人のボランティアを動員しても、会場設営に1週間かかる大イベントです。

今年のテーマは"Jazz it up!"
「オッサン」が先日訪れた、ニューオーリンズの街並みが再現されています。
ジャズがゆったりと流れる展覧会場では、工夫を凝らしたガーデニング、
遺伝子工学の粋を集めた新品種の花々が、来訪者を迎えます。

フィラデルフィアの生け花教室や盆栽愛好家の展示コーナーもあり、
日本とのセンスの違いも楽しめました。

早朝の待ち合わせにも拘わらず、一緒に出掛けてくれたのは、
一橋大学から交換留学に来ているN嬢。
MBAよりも過酷といわれるUndergraduateで、
優秀な成績を修めている才媛です。
自他とも認めるワイン専攻、落ちこぼれ学部生時代を過ごしたおにゃおは、
とても頭が上がりません。

会場が本格的に混み始める前に帰宅したものの、
選択科目Funding Investmentの試験勉強が一向に捗っていません。
Collable Optionのプライシング方法が腑に落ちないので、
日本から持参した教科書を紐解いてみると、
一縷の望みを賭けた、おにゃおの目に飛び込んできたのは、次の一文。
「満期前償還の考慮は債券分析をかなり複雑にするので、
本書では無視してコール条項はないものとして分析を行う」
・・・そこが知りたいのに(涙)

そういえば、某消費者金融会社が、
社債の実質的な期限前償還を目的とした仕組債を掴まされて、
最大300億円の損失計上をするとのニュースが流れていました。
某社財務部長も、おにゃおと同じ教科書を使っていたのでしょうか・・・。

ということで、おにゃおの心象風景は、
春爛漫のフラワー・ショーから、また厳冬のフィラデルフィアに引き戻されたのでした。
[PR]
by whartonjapan09 | 2008-03-03 12:20 | おにゃお

What Gets You Up In The Morning? (Ted)

Tedです。

DIP weekも、後半は翌週から始まる授業の準備でバタバタし、いざ授業再開してからも課題やテストのオンパレードで、なかなかブログ更新出来ませんでした、とまず男らしくない言い訳をさせて頂きます。そして、来週にはコア授業のファイナルが3連発ありますので、乱筆をお許しください(またまた男らしくなくてごめんなさい)。

くだらない話で本当に恐縮なのですが、よく聞いているFMの地元ラジオ局の朝の番組(:司会を含む男女4人が、朝から男女の色恋沙汰の話をしている)で、ある時、女性が『(男は)何かに対するpassionがないとダメ。Motivatedじゃないとダメ』と言っていました。そういえば、以前どこかで『What gets you up in the morning? What motivates you to get up every morning?』という質問をされたことがあります。そして、Whartonに来て、授業中やLeadership Lecturesのお偉いさんの話しの中でも、何度も「Passion」という言葉を耳にしていたのを思い出しました。
やはり、PassionやMotivationは、リーダーにとっては当然ながら、そもそも米国と言う国で生活をする以上、必須なんだなぁ、と改めて実感。『独立』と『自由』を基本理念とするお国柄、当然なのかもしれません。Passionのない人は、この国ではダメ男君なんでしょう。
朝起きる理由が『仕事いかないと怒られるから』とか『授業出ないと欠席扱いになるから』というサラリーマン根性むき出しの日々の過し方では、ダメなんでしょうね。
「Passion」イコール「人生の時間を全て注ぎ込むくらい本当にやりたいこと、楽しいと思えること」であり、10年間日本でサラリーマンをやってきた人間としては、意外にこれを見つけるのがかなり難しいことを感じました。最初からはっきりとした、強い、持続力のあるPassionをもってWhartonへ来ている人にとっては、ちゃんちゃらおかしい悩みかもしれませんが。

まだまだ寒いですが、時折ふと風に春の香りを感じるようになりました。そして最近、1stラウンド合格者が授業参観にいらしています。そんな中、今自分が取り組んでいるお勉強を見て、『今自分が学んでいることを、これから入学してくる800人の人たちも勉強するんだな。。。そしてその次に入ってくる800人も、その次の800人も。。。』と考えると、WhartonやMBA留学で学んでいることって別に特殊ではなく、且つ自分がこれからカウンターパートとして仕事をやっていく相手方はみんな同じような「教育」を受けるので、よっぽど特殊なお勉強、または経験をしない限り、one of themになるんだな、と感じました。当たり前なんですけどね。。。現状に甘んじていると、どんどん優秀な「後輩」たちに追い越されてしまう。。。
[PR]
by whartonjapan09 | 2008-03-01 02:50 | Ted