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Pennsylvania Dutch Country逃避行(おにゃお)

金曜日、オランダ人学生Jと遠足に出掛けました。

本当は、もっと勉強しないといけないのですが。

急に寒くなったのですもの、
林檎狩りも、紅葉狩りも、
今週が最後になっちゃうかもしれないし。
意志薄弱なおにゃおは、易きに流されてしまいます。

行き先は、フィラデルフィアから車で1時間ほどのところにある、
Pennsylvania Dutch Countryと呼ばれる、のどかな田園地帯です。

Dutchと呼ばれているため、オランダ系移民の居住地と思われがちですが、
実はドイツ系のアーミッシュの人々が住んでいます。
Deutscheと発音できないアメリカ人が、勝手にDutchに変えちゃったわけ。

その由来が、十分に伝わっていないのか、道すがら、
風車をかたどったレストランや、オランダの旗を掲げた土産物店があって、
何といい加減なおおらかな人々だろう、と、Jは隣で困惑気味。

とうもろこし畑の間を走ると、バギーと呼ばれる馬車とすれ違います。
アーミッシュの人々は、18世紀の生活スタイルが守り続けています。
今でも、電気や電話もない生活を続けている家庭もあります。
この地域を訪れる度、タイムスリップをしたような、不思議な感覚に捉われます。

Jはフルブライト奨学生の同期で、4月のNY研修で知り合いました。
今年の秋学期は、ペンシルバニア大学ロースクールで、
知的財産保護法と独占禁止法について、欧米比較研究をしています。

目指す果樹園までの道沿いには、
オバマ、マケイン両陣営の支持ポスターが掲げられています。
俗世の政治に関与しないというアーミッシュの人々も、
今年はかなり巻き込まれているようです。

車内では、選挙の話題で盛り上がりました。
米国歴代大統領の中で、オランダでは誰が人気があるかと訊いたところ、
意外な答えが返ってきました。

「オランダでは、フランクリン・ローズベルト大統領が尊敬されているんだ。
今でも、ケネディ大統領よりも人気があるよ。
オランダ王室も、戦時中にナチス・ドイツに追放されていたときは、
アメリカでローズベルト家に身を寄せていたからね。」

それは、まったく知らなんだ。
ユリアナ女王一家が、カナダと英国に亡命していたとは聞いていたけれど、
アメリカにも来ていたのね。

アーミッシュの人々について話していると、
話題は、いつの間にか、宗教改革とフランドル派絵画に変わっていました。
いつものことながら、Jの教養の深さには、感心させられます。

林檎畑に足を踏み入れると、Jは目を輝かせました。
真面目なJは、いつも、学校と家の往復ばかりしていたからか、
田園風景がとても新鮮に感じたそうです。

ほんの数時間のドライブでしたが、
まったく違う場所、違う時代に旅したような気分になる、
Pennsylvania Dutch Country逃避行でした。


  -いまここでゆっくり考えておかないと、
    うっかり人生がすぎてしまうようで
    こわくなったのよ。

須賀敦子著 『ヴェネツィアの宿』より
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by whartonjapan09 | 2008-10-28 11:03 | おにゃお
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