Wharton MBA (Class of 2009) 有志による「刺激」を共有する場
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Good-bye, Philadelphia (オッサン)

卒業式のあと、引越の準備等々で忙しい毎日が続きます。
とりわけ妻は、息子2人の最後の思い出づくりのため、各々の学校のクラスメート一人ひとりへのメッセージカードや、ちょっとしたプレゼントを用意してあげたりして大忙しです。その他にも、お母さん同士でメールアドレスや写真を交換したり、学校の先生やドアマンなどお世話になった人たちに御礼の品を配ったり、日本人の知り合いのご家庭に使わなくなった電化製品を譲ってあげたりしていました。
この2年間、私は「ウォートンに通っていた」だけであり、家族は「フィラデルフィアに住んでいた」のだなぁということを、改めて実感させられました。

引越の荷物を整理していたら、奇しくも、渡米に際して携えてきた3つの書類(フォルダーにまとめていた)を発見しました。

一つは、MBA受験時代に大事に持っていた「大吉」のおみくじ。

春風の 吹けばおのずと 山かげの 梅も桜も 花は咲くなり
(一時の不運に慌て騒ぎ、思い迷うことなく、静かに時の来るのを待ちなさい)

当時は本当に苦労しましたが、最終的にはウォートンに合格することができ、大正解でした。
3月(2nd Round)の時点でそれなりの学校に合格していたら、きっとそれで満足して、あそこまでウォートンにこだわって合格を勝ち取ることもなかったと思います。

二つめは、MBA Admissions Director: Thomas Careelからの合格通知。

On behalf of the entire Wharton community, I congratulate you on your admission to the Wharton MBA Class of 2009.
You are part of a select group of individuals invited to join the community during the 125th Anniversary of Wharton's founding, an occasion that honors the School's spirit of innovation and far-reaching influence in global business education.(以下略)

振り返ってみると、このウォートン・コミュニティーの一員となれたことを、本当に誇らしく思います。
いやマジな話、2nd Roundで私を "Waitlist" にしたトーマスの判断は正しかった。あの時点では、私は決してウォートン水準には達していなかったと思うし、かと言って、完全に見切られる輩でもなかったわけです。2年経って、その期待には何とか応えられたのではないかと思います。
これからは、私がウォートンに何らかのお返しをする番。きっとできると思っています。

三つめは、留学直前に掲載された日経夕刊のコラム。ハーバードで経済学のPhDを修め、一橋大学の教授を務めた中谷巌氏(現 三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長)による「何回『充電』できますか?」という記事です。

何回「充電」できますか?
といっても、これは電池の話ではない。私たち自身の「知的充電」のことである。
学校で勉強したことが賞味期限切れになるのにはおそらくそれほど時間はかからない。適当な時期に「充電」しておかないとすぐにつまらない人間になってしまう。
岡崎久彦氏の「教養のすすめ」(青春出版社・2005年)は、この「知的充電」がいかに重要か、明治のリーダー達を例に出しつつ論じている。この本によると、幕末から維新にかけて日本の近代化に大きな貢献をした勝海舟、西郷隆盛、福沢諭吉、陸奥宗光などの「知の巨人」は、例外なく、節目節目に猛烈な知的充電を行った。
彼らは一生のうち何度か、二、三年あるいはもっと長い期間にわたって死にものぐるいの勉強をしている。この死にものぐるいの勉強(それは「充電」という言葉をはるかに超えた「修行」であった)を通じて、リーダーとしての見識や志を身につけていったのである。明治初期に欧米を回った岩倉具視使節団が、メンバーの立ち居振る舞いが素晴らしいと各地で絶賛されたのも、彼らの教養の深さと志の高さゆえであった。
(以下略)

考えてみると、私自身「教養が深まった」とまで言えるかどうかは若干不安が残りますが、「志は(多少なりとも)高くなった」と言える気がします。
留学前には、これほどまで「世界」とか「日本」を意識することは無かったし、そういう目線で物事を考えたこともありませんでした。これは、Wharton Japan ClubのPresidentを務めさせてもらったことで、よりそういった自負心が生まれたという面もあります。
とにかく、同じ "使節団" の仲間21人に対しては、いつどこで再会しても、恥かしくない自分で居たいと思います。
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# by whartonjapan09 | 2009-05-21 05:54 | オッサン

May 17, 2009 (オッサン)

卒業式。ついにこの日を迎えました。

当日は、長男が所属する野球チームで彼にとってのLast Gameがあったため、妻と息子2人をグラウンドへ送り届けてから、独りGraduation Ceremonyの会場Franklin Fieldへ。
道すがら、卒業式の正装レガリアregalia(ガウン・帽子・タッセル・フード)を身に纏い会場へ向かう大勢のクラスメートたちを目にし、胸が高鳴ります。
雨天が心配されたものの、何とか曇り空で持ちこたえ、式典がスタートしました。

a0106603_4261858.jpg開会の挨拶は、WGA President(生徒会長)のJoanne Liu。ユーモアと得意の歌を交えながら、肩の力の抜けた彼女らしいスピーチでした。でも、彼女のスピーチもさることながら、来年この大役を我らがJapanのShockyouが務めるということを考えると、改めて、彼の成し遂げたことの大きさを感じずにはいられませんでした。
そして、ゲスト・スピーカーはグラミン銀行の創設者で、Nobel Laureateでもあるムハンマド・ユヌス氏。英語は決して上手とは言えないながら、いくつか心に響くメッセージがありました。Financial Crisisの真っ只中、ウォール街で活躍するMBAたちの輩出元として名前が挙がることも多いウォートンですが、そうしたWharton MBAの卒業式にあたり、「誰もがentrepreneurshipを持っている。ビジネスを興そう!」「お金儲けとSocial Business (Non-profit) は、一人の人間の中で両立できる」というメッセージは、意味のあるものだったと思います。

そして、この日の夜は2部構成。
まずは夕方5:30より、Philadelphiaが全米に誇るステーキハウスPrime Ribにて「奥様感謝祭」を開催しました。2年間、迷惑をかけ続けた妻たちへの、僅かながらの罪滅ぼしということで、家族持ちのメンバーで企画したものです。
ちょっと失敗したのは、事前に「これは "奥様感謝祭" だよ」と伝えておくのを忘れていたため、妻はあまり有難みを感じてくれておらず、あとになって「今日は "奥様感謝祭" だったんだよ」と説明したのですが、「ふーん、そうなの」とやはりイマイチの反応でした。逆に、「奥様感謝祭なんだったら、最後に花束くらい用意しておけばよかったのに。2年もアメリカに居たんだから、そういうところを学んで欲しかったワ」とのコメントを頂きました… ナイス・フィードバック。

そして夜9時からは、WG'09 Japaneseのフィラデルフィア最期の集い。22名中19名+ビルの計20名が駆けつけました。クライマックスは、一人ひとりからのメッセージ・タイム。"Carpe Diem" 熊ちゃんの司会のもと、みんなから、この2年間を振り返っての本音、心の声を聞くことができました。月並みな表現ですが、苦楽を共にした仲間だからこそ分かり合えるもの、2年間それぞれが真剣に勝負してきたからこそ尊敬できるものがあるのだと思います。気が付けば、あっと言う間の3時間でした。

私自身はこの夜、何だかまだ卒業の実感が湧かず、一人ひとりにきちんとお別れの挨拶も言わないまま、家路についてしまいました。でも、この仲間とは、近いうちにまたどこかで会えると信じていますし、自分自身も会う努力を惜しまないと思います。

ちなみに、日本語の「さようなら」は「左様ならば、これで別れましょう」の短縮形らしいです。我々にとって「左様なら」の文脈は、きっとこのようになるのでしょう。

「ウォートンでの充電は終った。また新たな場での挑戦、本当の勝負が待っている」
「左様ならば、これで別れましょう」
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# by whartonjapan09 | 2009-05-18 03:45 | オッサン

フィラデルフィアへ (オッサン)

INSEADでの2週間があっと言う間に過ぎ去りました。
フォンテーヌブローでのお気楽な単身生活にピリオドを打ち、フィラデルフィアに戻ってウォートンでの2年間を締め括らなければなりません。
振り返ればこの2年間、家族に迷惑をかけっぱなしでした。自分自身、不慣れな環境で日々のsurviveに精一杯で、妻と子供たちの「逞しさ」に救われた感じです。いろいろと大変でしたが、家族にとってもフィラデルフィアでの生活が、貴重な経験&思い出になったことを願ってやみません。

今週末は、長男が地元の野球チームLeopardsで最後の試合となります。ただ今、連勝街道バク進中なので、5月末からのプレーオフ出場は間違いなしでしょう。彼を途中でチームから離脱させてしまうのは、本当に残念です。

また、来週水曜は、小学校のクラスでお別れ会をしてくれるそうです。2年前の9月にKindergartenへ通い始めた頃、彼は500数十名の全校生徒の中でたった1人の日本人でした。当時、担任の先生は、彼が「全く英語が分からない」という事実を理解できず、「言うことを聞かず、指示に従わない変な子」というレッテルを貼り、私に苦情のメールを送ってきました。
そんな彼をいつも気遣い、温かく支えてくれたのは、クラスメートの中でも、アイルランドからの移民の家族、奥さんが中国人の家族、フランスから転勤してきた家族など、多様なバックグラウンドを持つ人たちでした。
「アメリカン・スタンダード=ワールド・スタンダード」というアメリカの持つ傲慢さ・冷たさと、一方で、この国の持つ多様性と懐の深さを感じさせられました。こうした経験は、ウォートンという特殊な場所では決して得られなかったものだと思います。

アパートのドアマンMiltonは、いつも子供たちをとても可愛がってくれました。息子たちが今のアパートをとても気に入っているのは、彼の存在に負うところが大きい気がします。

昨年、子供たちが大好きだった "Please Touch Musemum" が移転&大改築されました。当プロジェクトにあたり、私たちも数百ドルの寄付をしました。正面入口に通じるPavementには、私たちのメッセージが刻まれた記念のプレートが埋め込まれています。
"Dear Take & Masa,
Hope your dreams come ture, visit here with your kids
Tom & Mari"

とにかく、今はフィラデルフィアでの残された数日間が楽しみ、かつ名残惜しくて仕方がありません。
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# by whartonjapan09 | 2009-05-16 02:44 | オッサン

INSEAD通信③ (オッサン)

INSEADでの授業が2週目に突入し、ちょっとしたジレンマに陥っています。

a0106603_0594444.jpg今ターム(P5)では4つのクラスを選択しており、きちんと予習・復習をやっていくと結構な時間を取られるため、当初は「メリハリをつけて、ICA (Industry & Competitive Analysis) だけはしっかり勉強しよう」と割り切っていました。
しかし、一通り授業を受けてみて、MOS (Management of Service) やGSM (Global Strategy & Mgmt) も、テーマ自体が興味深いことに加え、内容も非常にオーガナイズされており、ボケーっと聞いているだけというのは惜しい気がしてきました。題材もHBS Caseばかりでなく、INSEAD Caseを使うことが多いので新鮮です。

特に "Global Strategy" は、ウォートンでもコアで学んだし、INSEADでは他に取る科目がなくオマケで取ったつもりだったのですが、実は切り口がかなり違っていて相当に面白いのです。振り返ってみると、ウォートンでは、ポーターをはじめとする著名な学者の様々な「フレームワーク」をたくさん習い、それはそれで「分析の視点を身に付ける」という点では有意義なのですが、逆に言うとパッチワーク的な印象が否めない部分もありました。
もちろんGSMのクラスでも、様々な学者のArticlesは読み物として課されますが、それはあくまで参考であって、基本的にはProf. Ranganの頭の中にある "Theory" "Logic" について、レクチャーを受けることになります。毎回違うテーマ、違うケースを題材として、計8回構成のコースとなっていますが、いつも授業の冒頭は前回までのレビューから始まり、新たにBuilding Blocksを積み上げていくかのように非常にロジカルに進みます。ICAといいGSMといい、INSEADのストラテジーのクラスは、Economics(特にミクロ、時にマクロ)の視点をふんだんに盛り込んでいるのが特徴と感じます。
せっかくMBAの留学期間を2ヵ月延長して臨んでいるINSEADですから、時間の許す限り、学べるところは学んで帰りたいと思います。
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# by whartonjapan09 | 2009-05-12 00:56 | オッサン

INSEAD通信② - パリ編 -(オッサン)

INSEADでの最初の1週間は、非常にゆったりと流れていきました。

卒業(MBA取得)に必要な19単位は既にウォートンで全て揃っていること、INSEADでは成績のグレードが付かないことから、私自身、かなりリラックスして授業に臨んでいることが主要因として挙げられます。
また、卒業式(5/17)に戻るまでの最初の2週間は、家族をフィラデルフィアに残しての単身生活のため、自由時間が多いことも要因の一つです。
朝は8時に学校へ行き、コーヒーとクロワッサンorバケットで朝食をとり、8:30から授業。空き時間はジムに行ったり、夕食は街中のBistroへ繰り出したりと、好きなことをして過ごしています。

a0106603_8304380.jpgこの週末は、シン&Shuと3人で、パリへ遊びに行きました。
土曜の昼は、パリの日本人街として知られるサンタアンヌ通り(Rue Ste-Anne)でラーメンを食し、午後はリオン駅近くの再開発地区ベルシー・ヴィラージュ(Bercy Village)へ。昔のワイン倉庫をそのまま利用した石造りの店舗に、オシャレなショップ、レストラン、カフェが並びます。
隣には巨大なシネコンがあり、そこで何故か "X-Men Origins/Wolverine" を観賞してしまいました(フォンテーヌブローの映画館は全てフランス語吹替版なので、字幕版を探していたのです)。
そして夕食は、昨夏INSEADに来ていたBenご推奨のレストラン "Les Cocottes" へ向かいます。ここでのディナーは、今回のパリ来訪のメイン・イベントと言っても過言ではありません。人気シェフChristian Constantによる3店目で、前菜からデザートまでほとんどの料理がココット(鋳鉄鍋)で出される新しいスタイル。カジュアルな佇まい&リーズナブルな価格ながら料理は絶品で、ワインとの相性も最高でした。
a0106603_8185050.jpg夜は、パリのエンターテイメントを代表するLidoのナイトショーに出かけました。
21:30~のショーは既に売り切れで、我々は23:30~のレイトショーとなりました。
シャンゼリゼ通りに面し、凱旋門にほど近いLidoの劇場前には、深夜にも関わらず長蛇の列です。
1時間半ほどのショーでは、スタイル抜群の美男・美女によるセクシーなダンス、様々な曲芸に加え、乗馬やアイススケートなど「こんな建物の中で?」と思うような大規模な仕掛けがあり、噂に違わない素晴らしいエンターテイメントでした。
パリに来るのは3度目ですが、これまで知らなかったパリの側面を見ることができた夜でした。
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# by whartonjapan09 | 2009-05-11 08:11 | オッサン

INSEAD通信① (オッサン)

a0106603_084664.jpg期末試験がスタートしたばかりのウォートンを後にし、5月5日、ついにFontainebleauへやって来ました。
いよいよINSEADでの2ヵ月間の交換留学生活がスタートです。
振り返れば、2007年6月に初めて渡米してきた頃には、まさかフランスにまで勉強に来ることになるとは思ってもいませんでした。

「思えば遠くへ来たもんだ 今では女房子供持ち
 思えば遠くへ来たもんだ 振り向くたびに故郷は
 思えば遠くへ来たもんだ 遠くになるよな気がします
 思えば遠くへ来たもんだ この先どこまで行くのやら」(海援隊)

全然フランスのイメージとは合いませんが… Never mind.

a0106603_093332.jpgご存じの通り、INSEADは1年制のMBA Programで、"International" かつ "Sociable" なStudent Bodyで知られています。
1970年代にアジア・ビジネス・プログラムを設けるなど、早くからビジネススクールとしてのグローバル戦略に目を向け、特に2000年以降は、シンガポール・キャンパスの開設やウォートンとの提携などをテコに、"The Business School for the World" を標榜しています。
また近年は「ブルー・オーシャン戦略」の総本山としても知られ、様々な面で米国MBAやLBSなどとの差別化に成功していると言えます。

フォンテーヌブローは、フィラデルフィアと比べると随分田舎で、街自体は不便&退屈なんですが(やっぱり私はすっかりWhartonite!)、INSEADには良いところもいっぱいあります。

1) 緑に囲まれた、ゆったりとした環境!
オープン・エアの中庭、テラスなどの空間が贅沢に設けられています。5-6月は特に気候も良いせいか、非常に爽快です。

2) 学内のカフェ&レストランが充実!
コーヒー&紅茶は無料で提供されていますし、カフェのクロワッサンやバケットがとても美味しいです。また、レストランでは各種の肉・魚や、インド・イタリア料理をはじめとするバラエティ豊かなメニューが楽しめます。デザートも見るからに美味しそう。バーでは昼間からビール、ワイン、各種リカーが飲めます。
グルメという点では、残念ながらフランスvs.アメリカで勝ち目はありません。

3) ユーラシア大陸を中心とした、様々な国からの超Internationalな留学生!
ウォートンも非常にInternationalな学校だと思いますが、とは言え〇〇系アメリカ人(いわゆる2世やそれに近い人)が多いのと、高校・大学時代からアメリカに留学している、または社会人になってからアメリカで働いているという連中も大勢いるので、ピュアな留学生という意味では若干比率が下がります。
その点、INSEADでは80%以上がピュアな「留学生」と言え、かつ彼(女)らの英語力も大半は「第二言語」としてレベルが高いに過ぎません。英語が下手で知られる日本人留学生としては、ある意味、非常に親近感が持て、居心地の良い環境だなと感じます。
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# by whartonjapan09 | 2009-05-06 23:55 | Nobu

The last class, the last exam (オッサン)

オッサンです。
ついにウォートンでのMBAカリキュラムは全て終了しました。

Tue., April 28th - the last class
最後の授業はLGST802。このクラスは本当に苦しかった。毎回、付いていくのがやっと。というか、Final Exam(4/9に実施済)の出来を踏まえると、やや落ちこぼれ気味だったことは否めない。Pass/Fail(Gradeが付かない)にしておいてよかった。
最終日はチームでのプレゼンテーション。Global Comperative Lawというお題で、Learning TeammateのAdam(アメリカ人)、GIPで仲良くなったDarima(モンゴル人)、そして我らがスリーダイヤモンド・バンカーのTedと4人で、日本のCorporate Lawを取り扱った。
教授から "Very good presentation" とお墨付きをもらった上、私が発表した「ブルドック・ソース」の敵対買収防衛策のケーススタディについて "The Bull-Dog case was very interesting, useful" とお褒めの言葉をいただいた。これはひとえに、プレゼンのアウトラインを固めてくれたAdamとTedのお陰です。感謝。

Fri., May 1st - the last exam
最後のテストはINSR823。このクラスもしんどかった。ただ、Midterm Examはそこそこ良かったので安心。本来、Final Examは試験期間中の5/4に予定されているところ、その日からINSEADの授業が始まるため、個別にMake-up Examを事前設定してもらった。
Insurance Departmentの個室で、一人きりで3時間格闘。正直、かなり難しかった。というか、完全にヤマが外れてしまった。過去ウォートンで受けた試験の中でも、1-2を争うくらいの出来の悪さ。最後の最後でコケてしまった。Midtermでの「貯金」はすっかりチャラになってしまったことだろう。
とは言え、これで全てが終ったわけで、爽快感&開放感はひとしお。

こうして、1年10ヵ月に及ぶウォートンでの悪戦苦闘は幕を閉じました。
あとはGraduation Ceremonyを残すのみです。その時、私の胸に去来するものは一体何なのか… 自分自身でもまだ想像がつきません。

実は卒業式の夜、Class of 2009の日本人約20名で集まることになっています。きっとこのメンバーがフィラデルフィアで一同に会すのは、最後になることでしょう。仲間たちがこの2年弱を振り返り、どのように総括するのか、各々の想いをシェアできる機会を楽しみにしています。
一つだけ言えることは、この期に及んで "Justification" は要らないということです。私が仲間に伝えたい、そして彼(女)らから聞きたいのは、真摯な "Self Awareness" なのです。もちろん、この2年間が充実したもので、想像以上の成果を得られたなら、その自信を胸に更に飛躍すればいいし、逆に、何かしらの心残りや後悔があるなら、それらを直視・分析して次のステップへ繋げる必要があります。おそらく、100点満点という人はいないし、全くの0点という人もあり得ないでしょう。とにかく、自分にとってこの2年間が何だったのかをウヤムヤにしてはいけないし、このことを、2年間ともに歩んだ仲間と真剣に議論できる唯一の機会ではないかと思います。
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# by whartonjapan09 | 2009-05-02 01:38 | オッサン

Farewell (オッサン)

Sat., April 25th@Rangoon Burmese Restaurant (9th & Race)
1年生の皆さんが「2年生を送る会」を開催してくれました。
9月の歓迎会とこの送別会は、ウォートンの日本人学生が家族連れで集まるのが恒例となっています。
同じく中華街で、1年前にClass of 2008を先輩達を送り出したのがつい先日のような気がします。その時、先輩たちが口々に話していた通り、「2年生は本当にアッと言う間だった」。
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2年間を振り返って、ウォートンは全米Top 3の名に恥じないビジネススクール、素晴らしい舞台でした。加えて、この優秀でパワフルな日本人ネットワークは、間違いなく私の人生でかけがえの無い財産になることとと思います。

Sun., April 26th@Radwyn Apt. in Bryn Mawr
郊外に住む1年生の梅さん他1年生数名が、2年生送別のBBQを企画してくれました。
Bryn MawrにあるRadwyn Apartmentsは、日系(および韓国)コミュニティーでは有名な優良物件で、周囲の環境が抜群であることから、子供の居る家族が多く住んでいます。広大な敷地は青々とした芝生で覆われ、レンガ造りのタウンハウス風住居棟が立ち並びます。立派なプールやプレイジムもあります。
2年前の6月末、サマースクール開始前に、渡米してきて間もないタクと共にレンタカーを借り、家探しでRadwynを見に来たことが懐かしく思い出されます。あの時は、たまたま8月中旬以降しか空きがなかったため選択肢から除外せざるを得なかったのですが、もしRadwynに住んでいたら、全く違う2年間を過ごしていたのだろうなと思います。

さて、BBQは、真夏のような好天と、梅さんはじめ1年生の献身的なアレンジで、記憶に残る素晴らしいものとなりました。鮮やかな緑の芝生と青い空・白い雲、眩し過ぎる日差しと日陰のコントラスト、ビール&BBQにみんなの笑顔… そうした映像が鮮明に目に焼きついています。
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ただ、私にとって最も印象的だったのは、今回、梅さんが2年生のためにと音頭をとってくれたこと、そしてその呼びかけにMasaさん、ぐっさん、Seishiさん、Shingoさん、Tomoさんといったメンバーが応えてくれたことです。私の記憶では、1年生のこの時期、4Qの終盤でかなり忙しく、かつ休みを1日潰すというのは相当に思い切りが必要です。
MBAでは言葉の力やお金について語られることが多く、確かにそれは超重要でappreciateしないといけないことですが、それ以上に大切なのは「時間」。私の2年間の学びの一つは、多忙であったり他に優先順位があるなかで、誰かのために自分の時間と身体を割く(また、自分のためにそれを得る)というのは本当に大変だし難しいということです。だからこそ、そのことに対しては最高のappreciationを示したいと思います。

改めて、素晴らしい会をありがとうございました。夏休み中、インターンで東京へお戻りの方は、是非、我々2年生の奢りで飲み直しましょう!

Mon., April 17th@Yakitori Boy (11th & Race)
この日は、Cohort Gの最後の集まりでした。お馴染みYBでのカラオケ大会です。

a0106603_239562.jpg企画してくれたのは、Social Rep.のAlex。彼のリーダーシップと献身ぶりにはいつも感心させられます。
彼はHarvard卒で、ウォートンでもDirector's Listに載るほどアカデミック面も優秀。
また、父親がギリシャ人、Lauder Programでフランス語専攻、卒業後はサムソンの外国人幹部養成コースに参加…と、Diversity(←ウォートンの好きな言葉)の象徴みたいな奴です。正直、アメリカ人で彼みたいに気遣いもできてInternationalだったら、とても太刀打ちできません。
とにかくこの2年間、我がCohort Gの結束にAlexの果たした役割は非常に大きいと言えます。

Britney Spearsの歌 "Circus" に、こんなフレーズがあります。
"There's only two types of people in the world.
The ones that entertain, and the ones that observe."
世の中にはおそらく、こうした飲み会やイベントはじめ様々な企画は、いつも誰かに「提供されるもの」で、自分は「出席する(してあげる)」(または「評価する」)側の人間だと思っている人が相当数いることでしょう。そうした人たちが、「料理が不味い」「会費が高い」「仕切りが悪い」といった不平不満を言うのを耳にすることがあります。(もちろん、こうした批判は真実であることが多く、真摯に耳を傾けなければいけません。)
一方、同じくこうした幹事役やオーガナイザーを積極的に引き受ける連中は、「出席者/傍観者」として参加する場合でも、周囲への気遣いや幹事への謝意を忘れません。これは素晴らしいことです。
私は、「出席者/傍観者」として参加する場合、ついつい気が抜けてしまって、出欠の返事をスグにしなかったり、適当に顔を出して途中で帰ったり、好き勝手にしてしまうことがあります。多少なりとも取りまとめの苦労を知る人間として、これは良くないなーと反省しています。
批評家/傍観者になるのはいつもとっても簡単で、居心地が良すぎます。常に、敢えて批評を受ける立場にチャレンジしていくこと、チャレンジしている人を応援すること、時間と労力をかけてくれていることに感謝を忘れないこと、を心がけたいと思います。
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# by whartonjapan09 | 2009-04-28 09:39 | オッサン

Final Friday (オッサン)

a0106603_9182560.jpgウォートンは通常、金曜日は授業が無く、校舎も比較的閑散としている(とは言えミーティングや自習をしている学生は多い)のですが、今日だけは特別です。
今年から、"Final Friday" という行事が復活し、「クラスのお別れ会」的な機会を持つことになりました。

運営の詳細は以下の通り。

Final Friday Schedule:
@JMHH370
Noon-1 Cohort Brown Bag Lunch
1-1:30 Professor Diamond's Lecture
1:30-2:40 Cohort Memory Sharing (slide show, testimonials, awards)
2:40-2:45 Cohort Toast (champagne&glasses delivered to classroom)

@Annenberg Center
3:00-3:45 Cohort Competition
3:45-4:00 Whartones Quartet
4:00-4:10 Student Awards, Class Gift Status
4:10-4:20 Schoolwide Slideshow
4:20-4:30 Student Speaker - Craig Elbert
4:30-5:00 Alumni Local Booths/Cocktails

@Hyatt Regency Philadelphia (Penn’s Landing)
8pm- Spring Gala

a0106603_9193240.jpg私はオッサン、家族持ち、英語が下手という「三重苦」のため、決してコホートメートとべったりという訳ではなかったと自省していますが、それでも常々、この "Cohort G" で良かったと思っています。
International比率が高いのと、みんな分け隔てなく融和的というのが特徴で、非常に居心地が良かった。そうした仲間と最後に学校で集まってSay Hello & Good-byeを言える機会を持てたというのは、とても印象に残りました。

私などは、他のコホートメートと比べると圧倒的にInternationalな環境での露出が少なく、ある意味、ウォートンでの2年間は自分の人生の中でも「特殊」な経験だったと思います。
MBA、米国のビジネススクールに来ること自体がある種の「夢」であり「憧れ」であったこれまでの自分。変化・成長への渇望と、変われない自分に失望し、あがき、苦しみ続けた2年間。そしてこれから。

「社費で来ているから、そんな生ぬるいことが言えるんだ」と非難されるかも知れませんが、私にとってMBAは、今後のキャリアにプラスになるとか、マイナスになるとか、そんな次元のことでは無いような気がしています。ここに来なければ絶対に見えなかったもの、感じられなかったこと。そんなことの一つひとつが、自分にとっての「MBAの価値」なのだろうと思います。
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# by whartonjapan09 | 2009-04-25 08:59 | オッサン

GO! Leopards!! (オッサン)

昨年に引き続き、3月半ばから長男が地元の野球リーグ(Taney Baseball Association)に参加しています。
1ヵ月弱の練習期間を経て、4月4日に公式戦がスタートしました。彼が所属するのは、小学校1-3年生を中心とした "AAA" というカテゴリーで、全12チーム編成。

a0106603_23242311.jpg息子のチーム "Leopards" を率いるHead Coarchは、50代後半と思しきGary。
チームは、このGary一族の強力な連帯感のもと成り立っています。
コーチ陣には、彼の弟Gus、長男Lou、次男Gary (Jr.) が勢揃い。
Garyには奥さんが最低3人居て、LouとGary Jr. (ともに30代)は1st Wifeの子。
また、チームの主軸メンバーには、2nd Wife(ヒスパニック系?)の子と思しき小学3年生のJo、Jane、幼稚園生のVincentの3人がいます。加えて、小学校高学年のNick(2nd Wifeの長男?)がいつも練習のサポート役で参加し、小さい子供たちの面倒をよくみています。
あと、3rd Wife?(アジア系)がいつも小さい子を連れて試合観戦に訪れています。
といった具合に、家族構成は複雑なのですが、「野球」を通じて母親の違う子供たちが集い、Gary一家を一つにしているのです。

a0106603_23244134.jpgさて、我らがLeopardsですが、公式戦の初戦・第2戦と、守備の乱れと貧打のため、連敗発進をしてしまいました。
しかし、試合に慣れるにつれ、内野の守備はほぼ鉄壁で、打線も爆発、その後4連勝と勢いに乗っています。
とにかく感心するのは、コーチ陣の情熱と指導方針です。Gary一家は野球が死ぬほど好きなので、本当は勝ちたくて勝ちたくて仕方がないし、5月末からのPlayoffにも絶対出場したいに違いないはずです。連敗発進のときには本当に悔しそうでしたが、子供たちの前ではおくびにも出さず、とにかくポジティブ。
指導はきっちりするけど、できなかったことやダメなところを指摘することは一切ありません。むしろ、どんな些細な点でも、できたことや良いところを見つけ、子供たちを徹底的にEncourageしまくるのです。
子供たちが一人も脱落せず、いつもニコニコの笑顔で、週2回の練習と週2回の試合にほぼ毎回勢揃いする姿を見ると、これこそがマネジメントの真髄ではないかと思うのでした。
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# by whartonjapan09 | 2009-04-24 23:11 | オッサン